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内容説明
日中間の「歴史の真実」とは?
日本人の中国観のウソを手始めに、政治外交・文化伝来・経済交流・国際社会に関する中国のウソを紹介し、日中の間に潜むウソと、隠蔽されてきた真実を明らかにする。
目次
第1章 日本人の中国観はウソ―本当の中国を知っていますか?(「中国」というウソ シナと呼んでどこが悪い ほか)
第2章 政治外交のウソ―利用価値がなければ付きあわない(文明の恩恵というウソ 日本にあった利用価値 ほか)
第3章 文化伝来のウソ―文化・文明は伝わらない(文化の本家が中国というウソ 漢字は中国の文字ではない ほか)
第4章 経済交流というウソ―交易は所詮、商売(「政冷経熱」のウソ 朝貢貿易は中国の贈りもの ほか)
第5章 国際社会における中国のウソ―張り子の虎だった中国(中国は東アジアの盟主なのか? 朝鮮出兵のウソ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
13
無理矢理こじつけているように感じる部分もありますが、教科書で書かれていることを違う視点から見ることができます。倭寇の話はそうなのだろうと思いましたし、朝鮮出兵の理由はそういう可能性はあるかもと思わされました。2021/12/18
N山
2
何やら右寄りの匂いがするタイトルだが、豊臣秀吉が朝鮮出兵に出た理由など、学校教育では深く語られない部分を紐解く。筆者自身は自らの考える『真実』を押し付けるのではなく、読者が歴史を考え直すきっかけになればという思いを綴っている。またなぜ歴史認識が重要であるかを、多くの日本人の認識と『真実』との差異からどのような不利益が生じるのか、現在の中国がどのような背景・考えを以て日本に接しているかということに絡めつつ教授している。個人的には説得力と客観性を評価できる本であり、是非本書を読んだ中国人の意見を聞いてみたい。2013/07/25
gatta blu
2
歴史の授業で教えられた内容のほとんどがウソであることや心理的に自虐史を認識させるように言葉巧みに教科書は作られている等、自虐史に疑問を持ち始めた人や日本と中国の現在の関係を太古の歴史からの真実を知りたい人には良い入門書になると思います。 ある程度巧妙な工作に気づいている人には、「歴史教科書」の読み方として参考になると思う。 中国で評価された日本人達の紹介、勘合貿易に至った経緯や〝朝貢貿易″といわれるが、実はこの貿易で足利義満が富を得たこと、豊臣秀吉の朝鮮出兵の真実など興味深い話が多い。2013/02/19
soleil
0
日本の偏向教育による洗脳を解くにはよい書。2012/10/23
あり
0
中国を嘘つきにするためにこじつけているように見える部分もある。一歩引いて読めば雑学として面白い本。2012/06/21