内容説明
ひきこもりの息子とその父親、認知症の妻の介護に疲れた夫、日常の虚しさにとりつかれた主婦、痴漢容疑を受けたサラリーマン、際限なきいじめに悩む中学生…。図らずも人生の陥穽に落ちた人々は、「死」の深淵に臨むが…!? 現代社会のひずみを映し出す、珠玉の短編集。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うーちゃん
17
平山夢明さんが推薦文を書いていたので、てっきりホラーのつもりで読んだが、生きることを諦めかけた人たちの 悲哀のドラマだった。末期癌の男、鬱病の主婦、妻の介護に疲れた夫、いじめに苦しむ中学生・・。各話の主人公たちは皆、すんでのところで自らの命を絶つという選択肢を回避する。なので、救いの残るようなラストになってはいる。けれどそれは決して、はっきりとした希望が見えるような終わり方ではなく、今後の人生も 迷いや歪みと向き合い続けねばならないという、シビアだが当然の現実感を残している。2015/08/08
zanta
10
44/2/14/2016 題名の爽やかな雰囲気とは全く違い、苦く重い。居心地はよかった2016/02/14
なっち
8
最近この著者の本にハマッている。本書は行き場を失った人たちを描く短編集と表現すればいいのかな。ひきこもりの若者,妻の介護に疲れる老人,集団自殺に参加する中学生。どんよりしてるし,読後感も良くないかもしれないけど私は嫌いじゃない。2013/10/17
コリディ
6
5点。この作家さん、アウトロー物として雰囲気があるので、数冊読みましたが、うーんといった感じ。この短編集も雰囲気はあるのだが・・・10年くらい前の短編だが、イヤミスのはしり?2017/08/29
金平糖
4
B。2018/02/02
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