ファースト・ジャパニーズ ジョン万次郎

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ファースト・ジャパニーズ ジョン万次郎

  • 著者名:中濱武彦【著】
  • 価格 ¥1,562(本体¥1,420)
  • 講談社(2014/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062141772

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

日米交流の原点は、これほどまでに愛と信頼に溢れていたとは。危急存亡の秋(とき)、人はどこまで信義をまっとうできるのか。真実だけがもつ、歴史と人間の素晴らしさ、思わず目頭が熱くなるほどの感動が押し寄せる。曾孫である筆者が活写する、ジョン万次郎(中濱万次郎)の伝記。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

meri

4
万次郎をはじめて知ったのは数年前の大河ドラマでのこと。彼のことを鴎外や漱石のような旧帝大卒のインテリとしか思っていなかった私には衝撃の内容だった。バイリンガルとしての万次郎が帰国後も日本語を使えていたことには少し疑いを持ったが、果敢に困難に立ち向かう彼の志に胸が熱くなる。文体も平易なので場面を想像しながら楽しく読むことが出来た。2013/11/24

acesmile@灯れ松明の火

4
ジョン万次郎の曾孫が著者。万次郎の子孫からみた歴史。子孫ならではの思いが綴られている。それゆえやはり偏った見方というか、すべてが万次郎はすごい人、立派な人という観点から描かれている。私が違和感を覚えたのは、幕末の役人が万次郎をスパイと疑っていた事に異論を唱えていたこと。当時の日本としてみれば当然の事だし、それをまず疑わないといけないでしょ。もし本当に万次郎がスパイだとしたら、そんなことを疑いもしないなんて能天気すぎるよ。でも良い本ですよ。好きな本です。あとがきの家系図もすごかった。2010/10/27

のぞきねこ

2
ジョン万次郎の曾孫、中濱武彦さんか書いた本。知りたかった帰国後の話が詳しく書いてあり、興味深かった。万次郎なら捕鯨業がそう長く続かないと予測していると思ったが、帰国後もやろうとしていたのは以外だった。2023/03/17

晴天

1
ジョン万次郎の曾孫が、万次郎の生まれから遭難、米捕鯨船による救出、アメリカでの暮らし、帰国、日本での活躍、そしてあまり描かれることの少ない晩年までを描いた伝記。語学が出来、アメリカで高等船員教育を受けたというから頭脳派をイメージしがちだが、子供の頃から乱暴者でそれゆえ悪評の届かぬ遠方で漁師になったこと、米船員時代は荒っぽい船乗りの世界でタフネスで信用を得たこと、無頼漢の蔓延るゴールドラッシュの中で生き抜き金を手にしたことなど、基本的に益荒男であることが窺えた。2017/03/22

ゆーご

1
万次郎の小説を読んで気になり図書館で借りた本です。万次郎が危険を冒してまで日本に帰国した理由の推察等を感情論に走らずその当時の実情を踏まえたうえで書かれていた点は印象的でとてもよかった。万次郎が日米を結ぶきっかけをつくり、また幕末の鎖国政策を終わらせ、また国を動かしていく人材に教育を通して大きな影響を与えたと考えるとその功績は計り知れない。ひとりの漁師が漂流し遭難したことが後に日本にとって大きな出来事となったのはひとえに万次郎の漂流後の行動の賜物であると考えさせてくれる一冊でした(*´∀`*)2013/01/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/38738
  • ご注意事項