内容説明
「すぐに大学院を受験し、大相撲を研究しよう」。後先を考えない無謀な試みか、それとも人生80年の今しかない絶妙のタイミングなのか!? “人生、出たとこ勝負”を座右の銘とする著者が挑んだ学生生活。想像以上の厳しい講義、若者だらけのキャンパス、その3年間はまさに「知的冒険活劇ロマン」であった! (講談社文庫)
目次
第1章 受験を決めた本当の理由
第2章 入学試験は難しかった
第3章 見渡す限りの十八歳
第4章 予想外の厳しさに焦る
第5章 「非日常」に若返る社会人
第6章 得たもの失ったもの
第7章 大学院を修了した今
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
57
★★★★Audible。学び続けよう。方法はいくらでもある。大学院だから素晴らしくて、カルチャースクールだから劣っているなんてことはない。自分に合った方法で、自分の知識欲を満たしていこう。とりあえず、今の私には読書がそれか。再読予定。2018/06/26
matfalcon
42
ほんまにタイムリーな本。横審委員の紅一点。なぜ女性が土俵に上がれないのか、で東北大から修士号をもらう。女性である官房長官、大阪府知事、宝塚市長が土俵にこだわるたび、「上から目線」を感じるのはオレだけ?あんたら、ふつうのオバサンであったとしてもそんな主張をしただろうか?男の戦いの場である土俵はいわば女性の分娩室(だから、「陣痛」)。男、入れる?高速道路のサービスエリアで男性トイレに平気で入るオバサンについてなんと言う?ただ、舞鶴市長が倒れたときに土俵にあがった女性を非難するのは論外。2018/04/06
のんぴ
35
若い子に混じって大学院生になって、興味のあることを勉強して、修論を書き、卒業するまでの、戸惑いや苦労が率直に書かれて、参考になる。やはり並大抵のパワーではない。相撲のように押して押して押しまくるガッツ溢れる人生。思いが強ければ道は開けるのか。2023/09/16
swshght
9
大人のための「学問のすゝめ」。何とも愉快な大学院体験記だ。著者の本業は脚本家らしい。そして好角家として知られる。モットーは「人生、出たとこ勝負」。彼女は見事に実行する。なんと50代にして大学院へ進むのだ。研究テーマは大相撲。これは無謀か英断か。この時点ですでに抜群の面白さがある。話は大学院選びから始まり、院試を経て、三年にわたる怒涛の院生活へといたる。研究発表、原書講読、討論、フィールド・ワーク、学会、そして修論執筆。学問と格闘し、学問を研磨する日々が快活に綴られている。読んだらきっと勉強したくなるはず。2013/10/27
風竜胆
8
内館牧子さんの愉快な大学院体験記。2013/08/14
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