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内容説明
日本の大学生はみんなバカで、大学はどこかアホっぽい――定員割れ続出の「全入時代」に生き残る大学はどこ? 大学業界の最新「裏」事情と各大学の生き残り戦略を紹介する。
目次
第1章 アホ大学のバカ学生
第2章 バカ学生を生む犯人は誰か?
第3章 バカ学生の生みの親はやはり大学!?
第4章 大学の情報公開をめぐる二つの講演
第5章 ジコチューな超難関大
第6章 「崖っぷち大学」サバイバル
終章 バカ学生はバカ学生のままか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤枝梅安
27
筆者は全国の大学を取材し、現在の高校⇒大学⇒企業という流れの中で、「バカ学生」の輩出(もしくは排出)は止まらないだろうと予測する。高校側は大学に対し「AOや推薦でどんどん入れちゃって、高校生が勉強しなくなる。」と言い、大学は大学で「高校がまともな教育をしないから大学がバカ学生の面倒を見なくてはならない。」と互いに相手のせいにしている現状を提示している。ここの記述で気になるのは筆者が「青田刈り」という語を繰り返し使っている点。正しくは「青田買い」のはずなのだが、すでに「青田刈り」が定着しているのだろうな。2010/11/28
mitei
17
アホ大学とはこういう所なのかと実感。2011/01/25
空崎紅茶美術館
9
タイトルが挑発的。内容はともかく、「バカ」を連発されると「アホ」と言われる方がまだましだと思ってしまう。大学全入時代でも、おそらく上位層は変化していないはずなので、変わったのはその下の層なんだと思う。各ページ下の「ハミダシ大学情報」の冗談・揶揄のような言葉が面白い。たしかに、一読しただけでは意味が理解できないような大学名をつけるその心理は不明だし、学部の名前だけで誤解する学生も多そう。大学にはこういう事情もあるという程度に収めておくことが精神衛生上良いかもしれない。2012/03/07
mint
8
バカなのは大学生だけじゃなくて、関係者みんななんだね。2014/11/12
がっち
8
自分が学生なので、いいたいことはとてもわかる。誰でも入れるような状態で、入ってからも勉強をしないという学生も多々いて問題と思うことはあるが、しかし、一方的にバカにしてもしかたがないと思う本である。なぜそのような状態なのかを分析することをしていないことにこの作者は学生と変わらないバカなのだと感じる。すべてがすべてではないが、学生が勉強しなくったのは、それがその後の進路に影響することがあまりない風土であることと、むしろ外部のバイトやインターンなどのほうが評価される風土があるからではないか?一概にバカとは言えな2013/06/04