- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
世の中は、「間違い言葉」で満ちている。たとえば、「ここで弔電を披露させていただきます」というセリフ。聞き覚えのある言葉だが、「披露」には「おひろめ」の意味があり、おめでたい席にこそふさわしい。これでは、故人も草葉の陰で肩をガックリ落としてしまうだろう。また、本書のサブ・タイトルにもある「あとで後悔しない」というフレーズ。こちらもよく使われがちだが、実は日本語としておかしい。「後悔」はそもそも「あと」でするもので、二重表現となってしまっているからだ。本書は、勘違いされがちな慣用表現をはじめ、敬語や慶弔語の非常識、さらに漢字の誤読まで、「そんな言い方をしていては失笑を買う」という事例を数多く紹介。クイズ形式で楽しみながら、普段何気なく使っている言葉の「なるほど!」が実感できる。巻末には知識の整理に役立つ「間違い言葉早見表」を収録。恥をかく前に、ぜひ読んでおきたい一冊。。
目次
第1章 指摘されてハッとするちぐはぐな慣用句
第2章 使い方を間違えると赤っ恥決まり文句の落とし穴
第3章 どっちが正しい?聞かれると答えられない言い回し
第4章 知っているつもりがじつは怪しいうろ覚え敬語
第5章 評価ガタ落ちビジネス会話の迷セリフ
第6章 うっかり誤読?漢字の読み方にご用心
第7章 言ったが最後!取り消し不可能な慶弔語