中経の文庫<br> 世界史が伝える日本人の評判記

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中経の文庫
世界史が伝える日本人の評判記

  • ISBN:9784806128199

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内容説明

本書は、ザビエルやラフカディオ・ハーン、アインシュタインやチャップリン、そしてレヴィ=ストロースなど、数百年という時間軸の中で、十数名にわたる欧米の訪日者の日本印象記を忠実に辿ることで、日本人の視点だけでは決して気づくことができなかった日本と日本人の本質について、極めて具体的な解答を提示するものです。日本と日本人の将来について考える際、確かな手がかりを得ることができるでしょう。

目次

1 知的レベル・教育水準の高い日本(ザビエルが感嘆した日本 シーボルトの手紙 ほか)
2 精神性を重んじる日本人(チャプリンは大の日本びいき ザビエルのいう日本人の精神性 ほか)
3 優れた伝統・芸能(歌舞伎と天ぷらに魅せられたチャプリン 日本の伝統的なものが好き ほか)
4 美しい自然と豊かな感性(チャプリンとアインシュタイン クローデルの京都 ほか)
5 日本の独自性(チャプリンの憂鬱 ブルーノ・タウトの提言 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

29
日本を訪れた西洋人が見た日本で好評価を得ている部分を抜粋し、著者の見解を加えている。ブルーノ・タウト、チャップリン、イザベラ・バード、ケンペル(医師)など。いずれも過去の日本であり、チャップリンが61年に再訪した時には西洋化された日本を見て幻滅されている。画一的で都会な日本は魅力的とは言えまい。新しい街づくりでなく、古い町づくりを。2020/01/08

jjm

8
NHK WORLD-JAPANをたまたま観ていて、L・ハーンの日本観を少し知り、他の外国人から見た日本を知りたくなり本書たどり着く。アインシュタイン、チャプリン、ストロースらによる、主に「知的レベル・教育水準の高い日本」「精神性を重んじる日本人」「優れた伝統・芸能」「美しい自然と豊かな感性」という観点での日本賛美が紹介される。この賛美された内容がすべて事実であるとは思えないし、歴史作家の八幡和郎のように、江戸時代は低教育レベル、低識字率、環境先進国は嘘と再評価を否定する人もいる(これも一側面)2024/01/05

3
日本人が外国の文化に驚いたのと同じように、外国人も日本の文化に驚いていた。すでに失われてしまった(ように思われる)大切な日本の美徳を外国人の目線でめっちゃ褒めてくださる本。良い部分を抜粋したらしいので、そりゃあ悪い部分も書いてたでしょうけど、良い部分が本当に良い。今は良くも悪くも欧米の文化と融合してしまったけど、鎖国が続いてたら良かったのになあと思ってしまいますね。昔の日本人は素晴らしい、僕も頑張らねば!2012/07/18

ty.

1
よくある「日本は素晴らしかった」系の本かと思ったら「日本が美しく甦るにはどうしたらいいだろう」の方だった。前者は読んだ後必ず今の日本はどうなのかとちょっと沈むので。わかりやすい言葉遣いと大きめの文字で読みやすかった。子供達にもお勧めしたい。少し弓道について触れている部分があり、中学時代弓道部に入りたかった私は非常に羨ましい気持ちで一杯ですよ!実家が武道厳禁だったのだ。はて、この本を読んで考える。日本が美しく甦るには一体どうしたらいいだろう?2011/01/20

出世八五郎

0
日本人マンセー本が最近多いですが油断せぬよう。吉川栄治の言う通り、四海はすべて師であります。

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