ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ - ハイテク海洋動物学への招待

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ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ - ハイテク海洋動物学への招待

  • 著者名:佐藤克文
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 特価 ¥412(本体¥375)
  • 光文社(2014/03発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334034160
  • NDC分類:481.72

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内容説明

水生動物の生態は、直接観察できないため謎が多かった。だが、今や日本発のハイテク機器を動物に直接取り付ける手法によって、教科書を書き換えるような新発見が相次いでいる。

目次

1章 カメが定温動物でトリが変温動物?
2章 浮かび上がるペンギンと落ちていくアザラシ
3章 研究を支えるハイテクとローテク
4章 アザラシは何のために潜るのか?
5章 ペンギンの潜水行動を左右するもの
6章 ペンギンはなぜ一列になって歩くのか?
7章 教科書のウソとホント

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がっち

15
興味ない人には興味ないのかもしれないが、読んでみると面白い!動物学っていいな!男のロマンだと思う。ぺんぎんやまた他の未知のものの生体を見て人生をくらす、自然と暮らすというのは夢である。そして経験に基づいた話であり、これから進路を決める高校生には、一度こういう道もあるんだよと思い、おすすめしたい。2013/06/03

ひよこまめ

13
一章のペンギンと亀の話が特に面白かったです。ここまでの研究結果を得るのに、どれだけの苦労があったのだろう。海の生き物を調べるのは陸の生き物より時間がかかるのですね。データロガーという記録装置を研究対象に装着・回収する時も大変そう。それぞれの章の終わりにあるコラムと著者の体験したハプニングも興味深いです。2014/11/24

トムトム

10
バイオロギング。アザラシの母子とかペンギンとかウミガメとか!体温の話が興味深かった。2019/07/25

gollum

9
若い動物研究者の情熱が伝わってくるうれしい本だった。最後のあとがきの、「アザラシにその名をつけた彼女は、私が南極から戻った後に妻となった」にほっとさせられる。データロガーの設計図あるいはDiagram が欲しかった。2009/06/05

tom

8
すごく面白い。読んでいて楽しく、おまけに分かりやすい。ハイテク機器を使った海洋博物学というもの。アザラシは海面下500メートルに潜る、ペンギンは300メートル潜って食料を探す。書名のとおり泳ぐ速度は体が大きくても小さくても秒速2メートルなどなどびっくりすることがたくさん出てきた。その上で、著者の「求む男女。ケータイ圏外、わずかな報酬、極貧、失敗の日々、絶えざるプレッシャー、就職の保証なし。ただし、成功の暁には、知的興奮を得る」という若者に向けたリクルート。職業選択についての著者のあつい思いが伝わってくる。2012/05/05

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