白昼の悪魔 - 鬼貫警部事件簿

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白昼の悪魔 - 鬼貫警部事件簿

  • 著者名:鮎川哲也
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2013/11発売)
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  • ISBN:9784334742980
  • NDC分類:913.6

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内容説明

若い女性の絞殺死体が発見された。現場は湿地帯だったため、残されたいくつもの跡から、犯人は自動車で乗りつけ下車して間もなく犯行に及んだことが了解された。くわえて、被害者のシャツに刺さっていたネクタイピンの線から容疑者が浮上。すんなり解決かと思いきや、事件は意外な方向に展開して……。練りに練られたアリバイ・トリックに名探偵・鬼貫警部が迫る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

61
短編集。基本アリバイ崩しを扱ったものだが、どれもこれも見破れず名作揃いと断言できる。トリックは基本解決が目の前に置かれているのだが、その置いてあるものに気付く事が出来ず、解明されて驚きと同時に気付く仕掛け。凶器が配られる謎を扱った「誰の屍体か」や鬼貫警部の前にアリバイが立ちふさがる「五つの時計」は、再読してもトリックに酔わされる名作。あと今回目を見開かされたのが運搬された荷物が入れ替わった「愛に朽ちなん」と鉄壁のアリバイ「金貨の首飾りをした女」。兎に角論理に淫した作品ばかりで、ミステリの面白さを味わえる。2022/01/09

hanchyan@つまりはそういうことだ

35
「本格推理は人間が描けてない」という言説について、たしかにほぼ全ての登場人物は“容疑者”としてカテゴライズされ“内面の吐露”が一番後回しになる特性はジャンルの作法からくる傾向としてあるもののむしろ、その時々の風俗が(しばしば物語の肝に関わるので)緻密に描かれるためにそうした習俗を是とするひと群れが浮び上がる、“個”ではなく“群”の物語だとすれば、良い本格って常に脇役が活き活きとしてるじゃん人物描けてるじゃん、と。無表情なひと群れに埋没しようとする後ろめたい人物を煌々とスポットで照らす物語なんだ本格って。↓2015/11/20

coco夏ko10角

25
鬼貫警部シリーズ、アリバイもの7作収録の短編集。『五つの時計』が特によかった。被害者は誰なのか!?な『誰の屍体か」も面白い。『白昼の悪魔』と『金貨の首飾りをした女』みたいのはトリックが大掛かりすぎるというか、もう殺人そのものよりアリバイを作ることが目的になっちゃってるんじゃないか、みたいな。でもいかにも「アリバイもの」って感じでこれはこれで好きなのよ。 白昼の悪魔/誰の屍体か/五つの時計/愛に朽ちなん/古銭/金貨の首飾りをした女/首2021/04/11

林 一歩

22
古き良き時代のミステリーといったところか。このシリーズ、まとめ読みしたいと思う。2015/02/08

☆エンジェルよじ☆

17
短篇集で鬼貫警部の登場が早いのがいい(笑)「五つの時計」「誰の屍体か」が面白かった。「誰の屍体か」の犯人怖いww2011/07/11

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