光文社文庫<br> 俯いていたつもりはない - 長編小説

個数:1
紙書籍版価格
¥712
  • 電子書籍
  • Reader

光文社文庫
俯いていたつもりはない - 長編小説

  • 著者名:永井するみ
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334742898
  • NDC分類:913.6

ファイル: /

内容説明

丸尾緋沙子は自由な気風のキッズスクール「ラウンドテイル」を運営している。母親たちの信望は厚く経営も順調だ。ところが、娘を預けるネイルサロン経営者・高柳凛子が消息不明になり、その夫、英勝(ひでかつ)が海外から急遽帰国。彼が、かつて緋沙子が別れた男だったことから物語は急展開する。サスペンスを孕ませつつ、困難な現在(いま)を前向きに生きる女性たちを鮮やかに描く傑作長編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のじ

7
最近この人の本を続けて読んでいるけれど、そうたてつづけに読まない方が良い作家さんかもなあ。ちょっと不倫のお話が多くて食傷気味?キッズスクールが舞台のお話で、ミステリーというよりは事件を中心に動く人たちを描いている感じ。謎解き感はあまりない。そういうほうが私は好きかもしれない。2020/06/28

Asayo

3
出版されてすぐの頃、本屋で見かけて、読んでみたいと手に取ってみたものの、いろいろ悩んだ結果、買わなかった。あれから数年経ち、先日、ブックオフで105円コーナーで見付けて購入。期待以上に面白かった。結末はスッキリと言うよリ、人生の悲しさや侘しさを考えさせられて、ちょっと寂しい。永井するみ作の小説を読むのはこれで2作目で、もっと読んでみたいと思って調べてみたら、2010年に亡くなっていた。なんだかとても残念。2013/01/15

たこやき

3
ミステリとして見ると、唐突な部分があるし、ちょっと弱い。ただ、その形ですんなりと物語に入らせ、英勝への想いに苦悩する緋沙子の姿を、それを見守る母・志乃の、派手に思えて姪想いな舞子の……それぞれの姿が丁寧に描かれている。ミステリというよりも、緋沙子を中心とした女性たちの生き様を、厳しい事態に直面させながらも、優しく見守るように描いている作品のように感じた。あと、園児の2人の様子が微笑ましい。2010/08/18

2Tone

2
キッズスクール『ラウンドテーブル』での子供らしい楽しそうな様子と、キッズスクールの緋沙子先生と志乃さんの生き方を上手く活かしていてとても楽しく読めました。ここに通う子供達(周平、希央)の純粋さもいいな〜と思ったりします。 そして一番は、ジャンルはミステリーに入るのか分からないのだけど、事件の謎解きもあったりして、いろいろ味わい深い本でした。 作者は既に亡くなってしまっているのは残念ですが、もっと他の本も読んでみたくなりました。2013/02/23

すぎとまこ

2
こんな保育者がいたらいいなぁ。。。と思いながら読んでいました。最後はびっくりしたけれど、一人の人を想い続ける強さを感じました。初めての永井さん作品だったので他の作品も読んでみたいと思います。2012/09/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/376140
  • ご注意事項