マッコルリの旅

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マッコルリの旅

  • 著者名:鄭銀淑【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
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  • ISBN:9784492042847

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内容説明

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『地方のデポチプ(マッコルリ酒場)で飲んでいると、酒そのものよりも、酒母(女将)やお客さんの人柄、町の空気が、何よりもごちそうだ。朝は夜勤明けの道路工事のおじさんと、昼は市場の仕事を終えたおばさんと、そして夜は農家のおじさんと次がれコンドゥレマンドゥレ(へべれけ)。歌や踊りまで飛び出した。10年近く日本の仕事をしているため、個人主義が身についてきた私だが、今回の取材では久しぶりに暑苦しいほどの情の海に身をゆだねた。』
上記はまえがきにあたる『まずは一杯』よりの抜粋。本書は韓国の大衆酒であるマッコルリそのものよりも、著者が江原道の束草から全羅南道の海南まで、各地のマッコリを飲み歩き、酒場や酔客の熱気、町や醸造場の歴史ドラマなどを伝えることに重きを置いた紀行文である。韓国の魅力を再発見すること間違いなしの一冊である。

目次

第1章 全羅道・忠清南道の旅(論山 江景 ほか)
第2章 忠清北道・安東の旅(槐山 忠州 ほか)
第3章 釜山・慶尚道の旅(釜山 梁山 ほか)
第4章 江原道・京畿道の旅(寧越 旌善 ほか)
第5章 マッコルリのある店(ソウル鍾路・仁寺洞 ソウル北部・東大門周辺 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイサイ

3
マッコリを飲みながら地方色豊かな韓国を旅してみたくなる。2010/04/03

たらこりっぷ

2
韓国全土を旅しながら酒場をめぐり人情に触れるディープな旅行記です。最近CMまで出るようになった韓国のお酒「マッコルリ」ですが、韓国の人々の暮らしに深く深く根付いていることが分かります。土地によって味わいが異なると知ってさらにびっくり。酒場で日々の疲れを癒すのは日本とそっくりです。韓流ドラマでは知ることができない姿が記されていました。あぁうらやましい。2011/06/04

Ryo Sogawa

1
いい旅だ。2012/03/14

MAD

0
マッコルリ巡りしたいねぇ2013/08/02

ワタナベ読書愛

0
1967年生まれの韓国人の女性旅行作家が、日本人カメラマンを連れて韓国各地のマッコルリの醸造元や昔ながらの酒場を訪ねる。現地の人の容赦ない愛情表現や、残酷な時代の流れに消えていく昔気質の蔵元や酒場、先が見えない仕事に投げやりな業者、新しい可能性を伝統酒に見た若者たち…南北戦争や日本の植民地時代の厳しい時代、密造酒摘発と戦う庶民など、歴史的出来事もしっかり入れ込まれている。お酒の作り方や、専門用語の解説、現代のマッコルリ愛好家の活動などなど。韓国の食堂で無料で提供される多くのおかずのように盛りだくさんだ。2021/03/22

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