不登校を解決する条件 中・高生を中心に

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不登校を解決する条件 中・高生を中心に

  • 著者名:石川瞭子
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784787232748

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内容説明

もう一度学校に行きたい!再登校するためには親はどのように対処すればいいのか…。15歳から20歳までの不登校の多くの事例を振り返り、思春期と青年期のはざまに漂う子どもたちの不登校の特徴と援助の方法、解決の条件をくわしく提示する。
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目次

まえがき

序章

第1部 本書の目的

第1章 本書を出版するまでの経緯
 1・1 これまでの研究の振り返りと本書の目的
 1・2 小・中学生の不登校を解決する条件の再確認

第2章 不登校を解決する条件──中・高生の不登校を中心に
 2・1 天真爛漫な子が不登校になって──父親I・Kさんの手記
 2・2 何度あきらめかけたか。わが家の娘の不登校──父親O・Kさんの手記
 2・3 「おやじが変わったよ」と息子に言われて──父親I・Sさんの手記
 2・4 まとめ

第2部 十五歳から二十歳までの不登校

第3章 十五歳から二十歳までの不登校の十事例
 3・1 十五歳から二十歳までの不登校の援助の事例
 3・2 まとめ

第4章 十五歳から二十歳までの不登校の四つのキーワード
 4・1 思春期と青年期のはざまの危うさ
 4・2 やさしさの虐待とその結果
 4・3 親の未解決な問題が子どもの問題を形成することがあるか
 4・4 生活問題としての不登校問題

第5章 十五歳から二十歳までの不登校の特徴と援助の方法
 5・1 十五歳から二十歳までの不登校の特徴
 5・2 十五歳から二十歳までの不登校の援助の方法

第6章 十五歳から二十歳までの不登校の型
 6・1 十五歳から二十歳までの不登校の型
 6・2 不登校の二次障害の発生を防止する

第7章 高校生以上の不登校の社会的不利と予防

第8章 十五歳から二十歳までの不登校を解決する条件
 8・1 不登校の型に見合った援助を展開する
 8・2 二次障害、社会的不利の防止を視野に入れた不登校の解決を志向する
 8・3 心理社会学的な発達の側面にはたらきかけて解決を志向する
 8・4 社会的やさしさの虐待に気づいて生活環境を整える
 8・5 社会的不利も使い方しだいで社会的有利になることへの気づき
 8・6 まとめ

第9章 援助の実際
 9・1 生活を支える不登校援助   西岡弥生/新井真理子
 9・2 Y男の登校しぶりの背景にあったいじめを活用した事例   森 裕子
 9・3 主訴「不登校」の疑問   佐藤量子
 9・4 まとめ

第10章 わが国の不登校の問題と周辺事情   辻 孝弘
 10・1 わが国の不登校の問題と周辺の課題
 10・2 不登校援助の十年を振り返る
 10・3 不登校援助の検討
 10・4 不登校以後
 10・5 最後に

第11章 全体のまとめ
 11・1 生活障害は社会によってつくられる
 11・2 体験としての不登校の意味づけ
 11・3 家族回復と不登校解決
 11・4 社会的存在としての自己
 11・5 父親が限界を設定して価値を付与する、不登校解決における父親の役割

あとがき

謝辞

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

お悩みパパ

0
これまで読んだ著者の本は、充分に役立ったが、小中学生の不登校を対象としていたので、高校生について書かれた本書には、かなり期待していた。事例が多く、参考になった。6類型の分け方は基本同じだが、複合型や型の移動が見られる。時間の経過と子どもの解決力の変化の図はわかりやすかった(不登校開始から行動力は時間とともに低下、逆に焦燥感は上昇。1年で両者が逆転する)。もう一つの図、親の責任と子の年齢もよい。0才では親の責任が100%、23才で子の責任が100%=子の巣立ち、15才で半々。2013/08/06

ブルーローズ

0
中高生の心理状態をわかりやすく解説2010/03/04

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