天孫降臨の謎 - 『日本書紀』が封印した真実の歴史

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天孫降臨の謎 - 『日本書紀』が封印した真実の歴史

  • 著者名:関裕二
  • 価格 ¥610(本体¥555)
  • PHP研究所(2011/09発売)
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  • ISBN:9784569668765
  • NDC分類:210.3

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内容説明

天孫降臨は、たしかな事実である……。こう切り出せば、多くの人は「そんな馬鹿な」といぶかしがることであろう。「神話」は絵空事であったとする、現在の常識的な理解からすれば、皇祖神・天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫が、高天原から日向(ひむか、宮崎県)の高千穂峰に舞い降りてきたという話を信じろ、というほうが無理な話なのである。しかし、そう簡単には片づけられない「謎」が、神話には残されている、と著者はいう。『日本書紀』を編纂した八世紀の朝廷が、天孫降臨の地を、なぜ南九州に求めたのか? ヤマトの政権はもっとほかの場所からやってきたのだが、それを隠匿する必要があって、南九州を選んだのではないか? そもそも南九州は皇祖神の「夷テキ」の地である。そのまっただ中に「天孫が降臨」する必要があったのか? いったい「天孫降臨」に秘められた真実とは?気鋭の歴史作家が「建国神話に隠された真実」を大胆に読み解く。

目次

第1章 不思議な神話(天皇誕生にまつわる漠然たるイメージ;はたして渡来人は日本を征服したのか? ほか)
第2章 隼人と天孫降臨(天孫降臨神話の最大の問題・隼人;隼人の地に残された不思議な古墳群 ほか)
第3章 奪われたトヨの政権(朝廷が神話を構築した不純な動機;『日本書紀』の第一の目的は蘇我氏を悪役に仕立て上げること ほか)
第4章 神功皇后とトヨの秘密(天皇家のためではなく藤原氏のために書かれた神話;忘れ去られた高良山の重要性 ほか)
第5章 天日槍と天孫降臨の秘密(トヨのその後と天孫降臨の謎;小迫辻原遺跡に残された焼土 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mar Har

0
なぜ南九州に天孫降臨したのか?まったくもって不可思議極まりない日本の神話をスパっと解決してくれています。ただ、かなりくどいし、無理やりこじつけているようで素人にはわかりずらいです。まだ「壬申の乱の謎」のほうがわかりやすかったかな。2014/03/25

海辻

0
日本書紀を使って藤原不比等が隠そうとしたのは大和朝廷創設に大きく係わった蘇我氏の祖だった。という事を最初に提起し神功皇后や武内宿禰にまつわる謎を、邪馬台国・朝鮮半島諸国・出雲・吉備などに残る痕跡から紐解いていく。記紀の神話部分に隠された現実を証明しようと多くの伝承などを提示してますが、武内宿禰に何もかもを繋げすぎの気が(苦笑) でももう1冊読んでみたいと思ってしまうのは関マジック?2010/02/01

magu0217

0
天孫降臨をはじめとする神話の世界を読み解く。仮説としてはおもしろい。2022/01/25

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