内容説明
人生最悪の大失恋に絶望するさなか、“世界一ラブ&ピースなお坊さま”の笑顔に出会って一念発起。「この笑顔に直接会って、未来を明るく変えたい!」。心に暗雲を抱えながらも、人生を賭けた、てるこの無謀な大冒険が始まった! 生のダライ・ラマに出会うまでの長い道のり一部始終、感動の私的ノンフィクション。旅人OL、再びインドへ!!
目次
いざ、リトル・チベットへ
シャーマンに会いに行く!
史上最大の“お仕置き”を受けた日
チベット伝統医学のお医者さん
ラダック田舎暮らし
フリー・チベットと一夫多妻の謎
前世を覚えている少女
カルマのおかげでカルマ落とし!?
ダライ・ラマに恋して
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HIRO1970
32
⭐️⭐️⭐️今回のたかのさんは失恋して、救いを求めたのか?それだけとは思えませんが、人は何故生きるのか、人は何故苦しむのか、何の為に祈るのか、幸せとは何か、チベット仏教に関わりがある街を巡りつつ、ラサ、ラダック、ダラムサラと表題の生きる偉人であるダライラマ14世に謁見を希望します。たかのさんの周りには磁場がありますね。毎回素晴らしい人々との交流を通じてその時の彼女に通じる言葉や振る舞いで新しい成長を促しているかのようです。本当に不思議と良い出会いを持ってる人ですね。ダライ・ラマから何を頂いたかは...。2014/06/26
sat
26
ダライ・ラマを想うあまり、会いに行くたかのさんは流石だと思った。私も、チベット仏教を肌で感じたいと思った。2017/05/31
ミスターテリ―(飛雲)
19
失恋で落ち込んだ作者が、ダライ・ラマの笑顔で癒されたいと突然思い立ちチベットへ、まずチベット仏教を知るために聖地ラサへ、しかし現在のチベットは中国の自治区で、そこは中国人と共存する社会で昔の面影はなく、結局ダライ・ラマがいるラダックに、そこは一緒に亡命したチベット人(難民)がチベット仏教を守って生活している。みんなが生まれ変わりを信じて善行を心がけ、家族のように思いやり、ニコニコ生活している。この本を読むだけで幸せな気分になるが、本来のチベットがここにしかなく、チベットに帰ると拘束されるなど複雑な心境に→2019/12/20
CK
18
秋にチベットへの旅行を考えていて、なんとなく手に取った本でした。チベットのことはほとんど書かれていなかったのですが、内容は素晴らしかった。最後の数ページ、ダライ・ラマのお言葉には涙がでました。2015/04/13
ジュール リブレ
18
さいきん読破中のたかの・てるこさんの紀行文。20代後半?になって少し旅の仕方が落ち着いてきたように見えるのと、行動力に磨きがかかってきた気が。。。あのダライ・ラマ師(といっていいのか?)への面会を目指して、チベット~ラダック(レー)をさまよう姿は、現代の巡礼者?とはいえ、前回は、インドでヒンズー教に染まり、モロッコで、ラマダンを行い、今度は仏教。次はキリスト教の巡礼か?と思いたくなったり。なかなか痛快な一冊でした。2014/12/07