内容説明
公明党と創価学会は果たして一心同体なのか。先入観を排し、取材豊富な研究者の立場から、両者の本当の関係に迫った注目の書。なぜ公明党は誕生したか。転換点となった言論出版妨害事件とは? さらには、政局の流動化と政権与党の関係、創価学会の多様化と公明党との乖離、公明党の脱「創価学会」化、創価学会と公明党の相互補完関係などなど。結党以来の歴史を紐解きながら、公明党の現状を読み解く。
目次
第1章 政治に進出した宗教(新旧二つの公明党 学会内組織としての出発 ほか)
第2章 揺れる公明党(中道という理念 野党化する公明党 ほか)
第3章 連立参加への長い道(人生の師匠 薄まる池田と党との関係 ほか)
第4章 安定した連立政権の基盤(小選挙区制が生んだ連立 世代交代の波 ほか)
終章 これからの公明党vs.創価学会(創価学会員の多様化 エリートを抑える仕組み ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
48
前回読んだ島田裕巳氏の内容とほとんど同じ。違う所は後半の公明党の変化について語っている。2019/10/23
ふろんた2.0
6
公明党=創価学会というイメージしかもっていなかったが、必ずしもイコールの関係ではないことがわかる。だからと言ってvsでもなかったけど。インターネットで調べても、書いた人の主張に偏りがあり、先入観を持ってしまうので、客観的に記されている本書は良かった。ネットで調べればわかる時代でも、本を読むことの良さを認識できる良書。2013/01/31
あらあらら
4
そうか、そうか。いまや、自民党にまとわりつくコバンザメも自民党の数におされて存在感薄いし、選挙に利用されてるだけじゃん。そうか。2014/11/12
たろーたん
3
政治に進出した創価学会だが、公明党になって揺れに揺れている。公明党が目指したのは「大衆福祉の実現」だ。だが、これは政治的な目標になり得ても政治的理念にはなり得ない。そこで公明党が政治理念として打ち出したのが「中道主義」だった。池田大作は「ある時は自民党と協調し、ある時は社会党等の野党と共闘することも当然起こり得る。我が党は、いずれにも偏らぬ中道をまっしぐらに進む」と述べている。ただ、創価学会が信奉する日蓮正宗は中道のイメージではなく、他の仏教宗派を邪教と否定し、強引な折伏で改宗させるようなタイプだ。(続)2024/10/28
サブロウ
3
64年に公明党ができ、当初は戸田城聖のもと国教戒壇建設が国政進出も目的と見られていたが、筆者は地方政党から出発したこと、政党結党の目的としてそれを据えていないことから、国教戒壇が目的であったとは言えないとする。なるほど。 6・70年代の自民党内政局、80年代以降の政党乱立時代に、宗教性を薄め、中道を掲げながら、左傾化したり、(60年代後半の言論出版事件以降)右傾化したりと、党の方針はふらついていた。さらに事件以降、政教分離方針のもと公明党と創価学会は一体とはいえない緊張関係を持っていく。2021/11/14
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