パレット

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パレット

  • 著者名:前川麻子
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 光文社(2011/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334742652
  • NDC分類:913.6

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内容説明

渋谷区の公立中学に通う14歳の尚美と絵麻。尚美は、30歳の恋人と両親公認の交際をつづけ、絵麻は、母と二人きりの家庭に、息苦しさを感じている。いまどきの中学生のなにげない日常。そこには、瑞々しい感受性と自意識の世代が持つ、ちょっと大人な、せつない思いが溢れている――。若い読者に、そして、少し疲れたあなたに読んでほしい、煌(きら)めきの9編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なつ

15
思春期のなんとも言い様のない何かがあって、懐かしくなったり、ちょっと痛かったり。パレットに並べられた色のようで、タイトルがぴったりくる1冊でした。二人の少女がどことなく凛として見えて、ちょっと羨ましかった。2014/09/18

2echo

2
どーしても「14歳との交際はダメでしょ」が捨てきれず終わった。が、キラキラ感が違和感を上回った。2018/04/24

シリアス

0
なかなかない年の差カップルを描いてて興味がわきました。けど、二人の少女が子供子供してないというか、様々なことに対する考え方や捉え方がいちいち大人以上に感じて、すんなり入り込めなかった部分もあります。ワタルをもう少し描いてほしかった感じもします。2015/09/14

Naom

0
どこが、と言えないんだけど…なんか良かった。結構好きな雰囲気。 女の子二人、カッコ良かったけど、誰よりも伊原が格好良かったw2012/10/21

佐雪

0
「海へ向かう」とは異なるタイプの文章で、丁寧に丁寧に人の心の機微を描いている。担任と伊原の「青い愛」の章が、何気ない二人のやり取りから様々な心情が感じ取れ、かなり好みだった。ただそのほかの章では物語を動かすことと地の文での心情描写が中心で、「海へ向かう」のような柔らかい話の中に現れていた、この作者さん独特のキレの良さは少し影を潜めてしまったようにも感じた。2012/05/21

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