内容説明
沢渡一之は妻の澄子を放火に見せかけ殺害する計画を立てた。目的は保険金。経営する会社が行き詰まり、破産は時間の問題だった。スナックのママ・晴美に協力を持ちかけた矢先、なんと沢渡の家が放火された(表題作)。人間心理を鋭く衝く七篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミユ
1
短編集なのでサクサク読めました。この中で「家路」が印象的。7篇あるなかで一番血生臭い話ではないのだけれど、すごく重く感じました。誰でも歳を取る、いまは当たり前に動かしている手足もいつか衰えていく…。読んでいて切なくなってきました。これ20代の頃読んでたらこんなに切なくならなかったかも^^; まぁとりあえず、結論としては深谷さんは長編の方が好き。2012/03/31
トマシーナ
0
短編集だからかもしれないが、幕切れはどれもちょっと呆気ない。「首には首を」は、もう一ひねりぐらいあってもよかったのではないか。「ペット誘拐事件」は昭和臭ただようエゴセントリック男の独りよがりな発想振りに笑いをかみ殺し、最後に妻に愛想をつかされたあたりで胸を撫で下ろした。2019/02/17
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