内容説明
北海道に生まれ、50年の登山歴を持つ著者は「北の自然が異常な速さで変化」していると感じ、それは山の自然だけではなく「全体がとりかえしのきかない破壊」にさらされているのでは、という不安を抱く。そこで自分の目で現実を確かめ北海道の全体像をとらえようとする。その方法として著者は、「山や川の地理を記録しているばかりでなくアイヌびとの生活や和人のコミュニティ」も丁寧に記録している松浦武四郎の『東西蝦夷日誌』を参照する。この書を「自然と人間との関係を」考え直すために適した「テキストブック」と位置づける。著者は、可能な限り松浦の旅に準じ、全行程をあるく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
賢一
18
阿倍比羅夫の始祖だと言っていたという松浦武四郎。その松浦武四郎の生まれ変わりはこの本の著者かもしれない。これ以上の自然破壊はいらないと私も思っている。交通、家庭生活の利便性だけ追い求めるのが幸福か?否、民族同士が認め合い自然を慈しむことが生き物として生きる者の忘れてはいけないことなのだ。アイヌモシリ紀行は今後私の軸となる書物だ。2024/09/16
とりもり
1
松浦武四郎が歩いた蝦夷地(アイヌモシリ)を、実際に徒歩で歩いた記録。淡々と松浦武四郎の記録と現代の差異が語られる一方、現代日本への批判(自然破壊、アイヌへの差別)が繰り返される。巻末の手書きの地図を除くと地図が一切なく、他に地図を用意して照らし合わせながら読まないと、分かりにくいことこの上ない。また、校正が稚拙で誤字や固有名詞の誤りの類が非常に多い。自費出版に毛が生えたような本なので仕方ないが、期待して読んだ割には今一つ。★★☆☆☆2015/02/06
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