内容説明
アメリカの出版界へニッポンの編集者が飛び込んだ! 執筆依頼から原稿整理、全米規模の宣伝行脚など、英語漬けの世界で累計300万部のヒット作を飛ばすまでの涙と笑いの奮闘記。
目次
第1章 本の海へ(五番街の巨大書店 出版の体制づくり スタートは失敗の連続)
第2章 ドプチェク回想録への道(現実からはあまりに遠い夢 実現に向けての準備 ドプチェク氏との打ち合わせへ)
第3章 ディレイニー姉妹との出会い(新聞記事がヒントに 遅々として進まぬ編集作業 予期せぬ展開 大ヒットの予感 ベストセラーの誕生 文庫シリーズのスタート)
第4章 アメリカの出版ビジネス(エージェントと編集者 IRS(国税庁)との攻防
出版流通は日本とどう違うか
ファラー・ストラウスとオックスフォード)
第5章 一一年間の軌跡―二四〇冊の本たち(アメリカの出版社とは違う視点で 序章にひとつのピリオド)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みるこおら
1
アメリカの出版事情が興味深かった。日本人の好みそうな本がアメリカで売れるとは限らない。本を企画、出版する過程からアメリカという国の事情が垣間見えておもしろい。紹介された講談社インターナショナルの本、読んでみたい。2017/10/09
笠井康平
0
出版文化史に残すべき1冊だと思った。中国で女性ファッション誌を広めたひとたちの伝記も、このようにして、いつか書かれてほしい。2015/08/25
Kazuo Ebihara
0
著者は、1989年、ニューヨークに渡り、 日本の本を翻訳し、出版するだけだった「講談社アメリカ」を 自主制作出来る会社に変えた。 自ら、デザイナー、エディターを雇い、 編集、出版の体制を作った。 100歳を越えた黒人姉妹の自伝は、 累計300万部を売る大ベストセラーとなった。 チェコの「プラハの春」の改革指導者 「ドプチェク」氏の回想録は、20ヵ国語以上に翻訳された。 これら制作した本の秘話や、アメリカの出版事情など、 興味深い話が満載だった。 講談社から出ていないのが、不思議な一冊。 2013/06/28
KT
0
アメリカで日本に関する本以外に様々な英字書籍を出していた講談社インターナショナル。そこで活躍した浅川氏の体験記。アメリカと日本の出版事情の違いだけでなく、アメリカで出版に携わる様子が手に取るようにわかる。純粋に面白かった。2012/07/14
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