内容説明
19世紀前半のアメリカで、推理小説やホラー小説などの新たな分野を切り拓いた孤高の作家、エドガー・アラン・ポー。彼がつむぎ出した独自の世界がもつ圧倒的な想像力は、いまも多くの人に深く強い影響を与え続けている。40年という短く、また不遇な生涯を通して生み出された名作のなかから、その想像力のパワーを示す7篇をえらび、新訳で贈る。巻末に作家の小伝を付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
syota
12
7篇収録されているが、一番強烈だったのは「アッシャー家の崩壊」。ごつごつした読みづらい文体だが、これが逆に仄暗い雰囲気を醸し出している。こけおどしと言ってしまえばそれまでだが、独創的なプロットと独特の雰囲気はやはり一級品。あれは狂気が見せた幻影だったのか超自然の力だったのか、どちらとも取れる書きぶりが絶妙で、読み手としても曖昧のままの方が余韻が残る。子供に読んで聴かせたら夜トイレに行けなくなりそう。クトゥルフ神話などアメリカのホラー小説群の原点といえる作品だろう。2015/04/05
瑪瑙(サードニックス)
12
最近軽い物ばかり読んでいたので、結構読むのに時間がかかってしまった。子供の頃『黒猫』『盗まれた手紙』(子供向きに書かれた物)を読んだのが、 ポーの作品との出会いだった。あの衝撃が忘れられなくて今回この短編集を手にとってみたのだが、オドロオドロしていて私にはちょっとキツかった。唯一『黄金虫』が読みやすかった。2014/05/11
あや
10
何回読んでもドキッとします。「告げ口心臓」が読みたくて手に取りました。2025/06/20
yuki
7
仕事が午後からなので図書館に。少し時間があったので「書店主フィクリーものがたり」に出てくる短編「告げ口心臓」を読みました。面白かった!なるほど!って感じです。2019/06/06
猫子
6
ポーの誕生日に寄せて。黄金虫の夢を描きつつ、、、2014/01/19
-
- 電子書籍
- 桃月なしこ デジタル写真集 夏の日差し…
-
- 電子書籍
- 転生担当女神が100人いたのでチートス…




