雇用融解 これが新しい「日本型雇用」なのか

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雇用融解 これが新しい「日本型雇用」なのか

  • 著者名:風間直樹【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
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  • ISBN:9784492260845

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内容説明

「がんばる人も報われない」現代日本の雇用の実態を描いたルポルタージュ。名だたる大企業が「人」をどのように扱っているか、その一面を鋭くえぐる。低収入で不安定な立場の非正規社員。かたや過労死に至ってもおかしくない水準で働き続けても相応には報われない正社員。これが、過去10年あまりにわたる財界の雇用改革が生み出した日本人の姿だ――。

目次

ニッポン製造業復活の象徴「亀山」の“逆説”
第1部 製造業復活の裏側で(異形の帝国「クリスタル」の“実像”;若き「請負」労働者たちの“喪失”;「外国人研修生」という名の“奴隷”)
第2部 「働き方の多様化」という“欺瞞”(「フリーター」の描けない“未来予想図”;「パートタイマー」の“憂鬱”;「個人請負」の悲惨―労働法“番外地”の実態)
第3部 雇用融解(「正社員」を襲う“ホワイトカラー・エグゼンプション”の衝撃;「医師・教師・介護士」を蝕む“聖職”意識の呪縛;「雇用融解」がもたらすもの)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セロリ

37
2007年に書かれた(まとめられた)著書だが、今読むといろいろ答え合わせになっていると思う。「過労死は個人の問題」と言い切る女社長や、まるで中小企業を潰したいかのような純一郎や平蔵の振る舞い。あーあのときがもしかしたら分岐点だったのか?そういえば夫が、派遣法のことで当時なにか言ってたなぁと思い出した。働いて日々の糧を得て、子どもを産み育てて再び労働力を送り出す再生産の輪がなければ、国は衰退するに決まっている。人間の能力には差があるのも当然のこと。能力の高い人に合わせた世の中じゃ、普通の人は生きていけない。2024/08/19

がっち

5
昨今新卒切り、リストラ、フリーターの増加と雇用の問題はますます激化してきていると思われる。新卒はブラック会社を避けようとしているが、思ってもみないところがブラック会社だったりする。正直こういう本を見ると労働というものが恐ろしいものに思える。経営者からすれば、単に我々はコマなのかもしれないが、労働者も会社の重要な資本である。このことを改めなければならない。そして過労死やフリーターなど日本の問題としても政府は乗り出す必要がある。A2011/08/11

たかひー

1
★★★ ちょっと古い本(10年前発行)だけれども、当時から現在までで少しは改善されているのだろうか。2018/11/21

yamahiko

1
五年前と比べ何が良くなっているのだろうか。2012/10/13

偏頭痛

1
いろいろと衝撃的でした2008/05/01

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