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内容説明
世界金融経済の「支配者」は誰か? ユダヤ人、フリーメーソンなどの秘密結社、ロスチャイルド家からロックフェラー家まで、多くの説が「陰謀」と共に語られてきた。しかし現実はそんなに単純ではなく、各国の政治と経済の利害が複雑に絡み合っている。謎を解く鍵は「証券化(セキュリタイゼーション)」にある。アメリカ発の「経済危機」を鋭く分析した好著!
目次
プロローグ いま、世界経済では何が起こっているのか
第1章 M&Aは、世界経済を効率的に改造するか
第2章 世界金融を支配しているのは、本当にユダヤ人か
第3章 中央銀行という「世にも不思議な物語」
第4章 グリーンスパン前FRB議長は、「神さま」だったのか
第5章 アングロ・サクソン型経済は無敵なのか
第6章 中国経済は、アングロ・サクソン経済を圧倒するか
第7章 基軸通貨ドルが下落するのは、いつか
エピローグ 「運命の日」以後の日本経済
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
27
2007年刊。アングロ・サクソン流証券化ビジネスを批判する。発刊の翌年にリーマン・ショックが起きているので、ある意味、ドンピシャの警告書だったのだろう。しかし、本書は問題提起のみで、処方箋が明らかでないところが弱いかも。本書に掲載の2020年の経済予測、現状と比較するとなかなか興味深い。2022/09/03
佐藤一臣
5
陰謀論に食傷気味ならば、この本がオススメ。ロスチャイルドとかユダヤ支配とかデープステートだとか、昔はいた。けど、今は当時の彼らが作った中央銀行制度や金融派生商品などのシステムに便乗したちびっ子ロスチャイルドが階層を連ねて利権奪取に奔走し翻弄もされているお金中心の金融経済グローバル社会らしい。はっきり言えば、私も貴方もどこかの階層にいるちびっ子ロスチャイルドなわけで、ほぼ大半が利権から弾かれた嗜好だけロスチャなのである。陰謀の一翼を担うのは実はそうさた我々であるのだ2024/02/05
ひろゆき
2
2007年発行でいささか古いが、世界金融通史として分かりやすい。ユダヤ人の金融界に占める位置や陰謀論など興味ある話題も。中国、インドの勃興、日本の衰退を示すGDP予想(2050年に日本が中国の七分の一)とか今更ながら、さみしすなあ。グローバル化の進展により、不安定に晒され、逆に国民国家が強化される可能性の指摘になるほど。2015/01/06
Humbaba
2
陰謀論では世界経済を支配している人間がいるとされている.しかし,実際にはそのような人物はいない.より多くの国々の政治や経済の利害関係によって動いているのである.2010/08/20
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