内容説明
本書は、本田美奈子.さんの生涯のメモリアルでもあり、美奈子さんの生き方を尊び、読者に生きることの大切さを教えてくれます。また同じ病と戦う人たちに生きる希望を与え勇気づける、熱い応援のメッセージでもあります。母親の肉声や、親しい交流のあった芸能界の友人たちの証言はもちろんのこと、これまで決して表に出ることのなかった主治医の貴重な証言を収録しました。その生い立ちから永眠までの38年間の軌跡を追った、渾身のドキュメンタリーです。
目次
第1章 アイドル誕生(歌手への道;生まれながらの歌姫;アイドルからの脱皮)
第2章 舞台で生きる(1万5千分の1;それには、前進あるのみ;新たなる挑戦;クラシックへの扉;いのちを賭けて)
第3章 生きるために生きる(運命との対峙;病魔との闘い;温かい声援;天使になった歌姫)
第4章 太陽になりたい(歌い継ぐ夢;次に伝えるメッセージ;生きるときめき)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹園和明
34
阿蘇での野外ライヴ映像(YouTube)で彼女の「つばさ」を観て驚き本作を手に。事務所戦略のアイドル路線に抗い、バンド活動の時期を経てミュージカルに挑戦しその抜群の声量と歌唱力で不安視する連中の度肝を抜いた実力派。デビュー曲からしてアイドルらしからぬ楽曲だったが、それも本人の強い希望だったとか。38歳で急性骨髄性白血病で命を落とした事は、さぞ無念だったろう。「つばさ」の10小節に及ぶロングトーン、是非映像を観てみて下さい。その声量に圧倒されるはず。歌に命を捧げた歌姫を、神様はなぜ救ってくれなかったの💧。2022/12/19
言音 / 放置気味…。
3
前にTVで、皆に愛されていた人だったって言われてたけど、それがよくわかる一冊だった。2008/11/16
レイ
1
昔読みました。ほんとに人として尊敬します。大好きなアーティストです。。。
まこ
1
本田美奈子さんといえば、アイドル歌手のイメージが 強かったのに、いつのまにか、ミュージカルやクラシックの 世界で歌ってらして「へぇ~♪」 この本で、改めて真面目で頑張り屋であった彼女を知って、 まさに天使のような愛らしい女性だったんだな~と… 彼女なりに、歌に対してどう真剣に取り組むべきかと葛藤してた結果が、このように 転身を重ねてたんだな~と今更ながら納得デス。 最後まで、歌への情熱、周囲への感謝と気配りを忘れなかった 美奈子さん。天国で思う存分、歌を楽しんでらっしゃる事でしょう…2008/11/17
ミナコ@灯れ松明の火
1
泣くのは三流。歯を食いしばるのは二流。一番は、笑う人。本当にそうだと思います。2008/10/27