メディア・バイアス - あやしい健康情報とニセ科学

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メディア・バイアス - あやしい健康情報とニセ科学

  • 著者名:松永和紀
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • 光文社(2011/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334033989
  • NDC分類:361.45

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内容説明

世間に氾濫するトンデモ科学報道。センセーショナリズム、記者の思い込み、捏造、それを利用する企業や市民団体……。メディア・バイアスの構造を解き明かし、科学情報の真贋の見極め方、リスク評価の視点を解説する。(光文社新書)【光文社新書】

目次

第1章 健康情報番組のウソ<br/>第2章 黒か白かは単純すぎる<br/>第3章 フードファディズムの世界へようこそ<br/>第4章 警鐘報道をしたがる人びと<br/>第5章 添加物バッシングの罪<br/>第6章 自然志向の罠<br/>第7章 「昔はよかった」の過ち<br/>第8章 ニセ科学に騙されるな<br/>第9章 ウソつき科学者を見破れ<br/>第10章 政治経済に翻弄される科学<br/>第11章 科学報道を見破る十カ条

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワダマコト

34
マイナスイオンという名称が学術的には使われないというのは有名な話だが(プラスはポジティブ、マイナスはネガティブという言い方をしたりします)、メディアが報じているものにはエセというか本当かよ?!というような情報も多い。そんでもって、情報の間違いが判明すると、やれ国が悪い、科学者が悪いだのとまたもやメディア・消費者はこぞって叩くが、それを判断できなかった私達にも非があることを常に意識したい。簡単な四則演算や単位のことをわかっているだけでも全然違うのだ。でも、やっぱり常々勉強するというのが大事な姿勢でしょうね。2014/02/23

黒頭巾ちゃん

26
メディアに対する考え方の本とみていいと思います。そもそも、メディアを丸飲みで肯定するのは“B層”。メディアがなぜその放送をするのかは、基本“視聴率を取ってスポンサーを獲得し儲けたいから”。社会通念はどこへやら。情報からは「誰が得をするのか」「懐疑的になる」です。バランスのとれたまともな思考とは例えば、合成保存料魅しようとした時に祖保存期間は短くなり食料廃棄率は高まります、飢餓のある国や自給率の低い日本ではその選択は正義でしょうか?「水の結晶批判」など面白い内容満載ですよ(*^_^*)2013/11/04

501

24
メディアが取り上げて話題となった納豆ダイエット、食品添加物、オーガニックなど日常生活に身近なトピックスが中心で、類似書の中でも情報のバイアスについてとても興味深く分かりやい。2018/01/06

kitten

17
再読。発売当初に買ったから、10年以上前。変わったところもあれば、変わっていないところもある。「発掘あるある大辞典」とか、懐かしいなぁ。変わっていないところは「悪いニュースは(メディアにとって)いいニュース」なとこ。メディアは警鐘を鳴らすのが好き。しかし、今の若い人はもう「環境ホルモン騒ぎ」知らないよね。今となっては、環境ホルモンは完全に空騒ぎで、低用量仮説も否定されているけど、どれだけの人がその結果知ってるかな?まだ危険って思ってる人、結構いそう。メディアは訂正しないから。マイナスイオンはまだ生きてる。2020/04/17

501

15
メディアが流す情報を鵜呑みにしない。疑うことはできても、完全否定ができなければ、怪しいと思いながらもその情報を採用するしかなかったりする場面も多い。そうだからこそ信じ込んで盲目になる前に、常に一歩引いて真偽を見極める姿勢が大切、と思いながら再読。2020/09/06

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