内容説明
在野の儒者・寺門静軒は、仕える先も見つからず悶々と困窮の日々を過ごしていた。自分のせいなのか、世間のせいなのか。苦悩する静軒は、漢文戯作で諧謔味たっぷりに江戸の町を活写し出板することを思いつく。思いのたけをぶつけた『江戸繁昌記』は当時のベストセラーとなるのだが……。痛快なる波乱の生涯。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
17
再読。『絵でみる江戸の食ごよみ』に江戸繁昌記が登場したので読み返してみた。前に読んだときはもっのすごく時間がかかったのに、今回はサラサラ読めた。最近、時代小説をいっぱい読んでいるので、その世界がなじみになったからなのかも?2018/08/29
けいちか
2
読み始めてから面白くないと思って、読了までに時間がかかってしまった。佐藤さんもそろそろ息切れしてるのか。それとも、主人公に感情移入が出来なかったことが原因か。読了するまでが辛かったです。2009/08/11
なかがわみやこ
2
佐藤さんの語り口の悪い面が出た話。ウンチクが多すぎて話が拾えない。2010/11/17