内容説明
日本の古代に出土するガラス製品はどのようにして作られたか─ 西アフリカにルーツを求め、制作方法を解明。古代ビーズを再現するまで。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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実験考古学的な内容が珍しいです。内容も読みやすく書かれています。 著者は偶然見つけたアフリカのビーズ製作の写真を実際に現地で確認し、自分で実験し、研究を発展させていきます。そこでモノだけの観察では見えてこないこと、たとえばガラスビーズは2度焼成しないと仕上げがうまくいかないことなど、自分で実験してこそ判明するがモノは何も語ってくれない、そこを証明するのが実験考古学の醍醐味だと教えてくれる本です。それにしてもアフリカで現在も使っている型が日本で出土する型とほとんど一緒なのは衝撃的でした。