内容説明
高校を中退したのち、大検を経て大学に入学した著者が、「社会に出て働くこと」について、自分と同じように不安や違和感を抱えながら生きる、同年代の8人を取材する。「将来浮浪者になるかも」と思っても、働く気力が湧かないM島。入社1年目で転職を考えてしまうT田。引きこもりから脱出すべく、14年間もがきつづけるN澤。都会の忙しなさになじめず、石垣島で海人(うみんちゅ)になることを選ぶY太……。彼らの葛藤を、21歳の同じ目線で伝えるリアルレポート!
目次
第1章 納得のいく説教をされたいんだ―無気力な大学生の曖昧な未来
第2章 あんな人間になりたくない―「営業」職への苛立ち
第3章 すべてを音楽に捧げて―エリート・コースからミュージシャンへ
第4章 友達の輪を求めて―楽しきフリーター生活
第5章 引きこもりからの脱出―彼が苦悩の年月を受け入れるまで
第6章 働くことは続けること―ヘルパーとして生きる
第7章 俺はなんのために生きているんだろう―若き学習塾経営者の葛藤
第8章 石垣島で見つけた居場所―サーファー、海人になる