女のおっさん箴言集

個数:1
紙書籍版価格
¥638
  • 電子書籍
  • Reader

女のおっさん箴言集

  • 著者名:田辺聖子
  • 価格 ¥579(本体¥527)
  • PHP研究所(2011/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569668031
  • NDC分類:917

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

「死んだときに『ええ子やったなァ。あれは』とまわりが言ってくれるというのが、人間の仕事みたいな気がするわ」「女というのは、(ウソだ)と思っていても、酔わされるのが好きなんである」「女にとってグチをいいあう相手のないのはじつに不幸なことだ」――小説の中で、男や女が<やっさもっさ>の最中、フト思いつくこと。ストーリーの脇道にあるけれど、なぜか心に残る言葉。それらの中に、思わずドキリとする真理や、心がほっこりする励ましや、「そうか!」と膝を打つ智恵がある。<女のおっさん>こと作家・田辺聖子は、文学活動50年を迎え、著書は250冊を超える。その小説やエッセイの中から、ひときわ光るフレーズを厳選し、「人間」「女」「男」「家族」「恋愛」など、13章に分類する趣向。鋭い洞察、洗練されたユーモア、豊かな愛情……などが凝縮された、生き方のヒント集。きっと人生が明るくなります。<男のおっさん>にもおすすめ。

目次

人間―この世には二種類の人間がいる
女―女は皆、認められたいもの
男―男の自尊心は風船玉のよう
男vs.女、女with男―熟れた木の実のように落ちるところへ落ちよ
夫婦―夫婦にはやさしいウソが必要
家族―血のつながりには肌温かな逃げ道がある
オトナ―異性と真に仲良く暮らせるのは…
言葉―すべてこの世は、「ホントはそやけど」
恋愛―手放したくない、それが愛ということなのかも…
現代―今日びの人は…
老い―七十やからこそ、タガをはずしますのや
人生―長い道程、ときどき小石を蹴ったりして遊ばないと
人の世の流儀―「たかが…」のために骨身を削る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミッチ

12
田辺聖子さんはさすがに男と女の機微がよ~くお分かりになっています。これからの人生に大いに参考になりました。2019/08/04

とんかつラバー

11
タイトルに惹かれて読んでみたら本当に箴言集だった。おせいさんは好きだけど文章の一部分だけを切り抜かれても…ちゃんと元の物語を読みたい(解説とかもない)戦前の古風な男、戦後の男不足、母親によって甘やかされたダメ男の着眼点は青春時代が戦時中だった筆者ならではではないだろうか。もう死語の「ハイミス」は25歳過ぎても結婚してない女性の事だがキシリア様(24歳)とかそのイメージなんだろうな。今なら婚活で無双できるレベルなのに2025/02/26

chiro

5
さすが人生の達人。 時代が変わっても人ってそうよね、と頷きふふっと頬が緩む。でも、描かれている人間関係はやはり古き善き昭和を感じた。人との関係が希薄になっている今、こんな人間関係の機微を理解できない人も増えているかも。2021/11/27

あさみ

4
田辺聖子さんが好きです。時代を感じさせないなぁ。いつの世も男と女ってこんなもん?と思わせてくれる。2015/04/18

いこま

3
田辺聖子さんの、色々いっぱい、いいとこ取り。 いつの時代も、あまり変わらないモノばかり。 もう少し歳をとったら、もっと自分のものにもできるのかもしれない。 わたしはまだまだだということを、思い知らされた。2020/04/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/532256
  • ご注意事項

最近チェックした商品