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内容説明
「死んだときに『ええ子やったなァ。あれは』とまわりが言ってくれるというのが、人間の仕事みたいな気がするわ」「女というのは、(ウソだ)と思っていても、酔わされるのが好きなんである」「女にとってグチをいいあう相手のないのはじつに不幸なことだ」――小説の中で、男や女が<やっさもっさ>の最中、フト思いつくこと。ストーリーの脇道にあるけれど、なぜか心に残る言葉。それらの中に、思わずドキリとする真理や、心がほっこりする励ましや、「そうか!」と膝を打つ智恵がある。<女のおっさん>こと作家・田辺聖子は、文学活動50年を迎え、著書は250冊を超える。その小説やエッセイの中から、ひときわ光るフレーズを厳選し、「人間」「女」「男」「家族」「恋愛」など、13章に分類する趣向。鋭い洞察、洗練されたユーモア、豊かな愛情……などが凝縮された、生き方のヒント集。きっと人生が明るくなります。<男のおっさん>にもおすすめ。
目次
人間―この世には二種類の人間がいる
女―女は皆、認められたいもの
男―男の自尊心は風船玉のよう
男vs.女、女with男―熟れた木の実のように落ちるところへ落ちよ
夫婦―夫婦にはやさしいウソが必要
家族―血のつながりには肌温かな逃げ道がある
オトナ―異性と真に仲良く暮らせるのは…
言葉―すべてこの世は、「ホントはそやけど」
恋愛―手放したくない、それが愛ということなのかも…
現代―今日びの人は…
老い―七十やからこそ、タガをはずしますのや
人生―長い道程、ときどき小石を蹴ったりして遊ばないと
人の世の流儀―「たかが…」のために骨身を削る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミッチ
chiro
あさみ
いこま
hisakodosu