内容説明
自堕落で酒癖の悪い夫が逝って一年。アナベラは義母から執拗ないじめを受けていた。そんな折、喪が明けて社交界に復帰した舞踏会で、魅力的な紳士サー・ウィリアムから声をかけられる。「以前からお近づきになりたいと思っていました」夏の海のような青い瞳に見つめられて、アナベラの心はかき乱され、胸はときめいた。でも、この紳士に惹かれるのは危険だわ。どういう人なのか何も知らないし……。それにしても、どうしてわたしに関心を持ったのかしら?★今や英国摂政期(リージエンシー)の大御所作家の感があるニコラ・コーニック。この作品の主人公アナベラは、『いたずらな運命』(HS-257)でヒロインをつとめたアリシアの妹にあたります。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
20
図書館放出本。シリーズもののようです。夫亡きあと姑に虐げられているたった21歳の未亡人が、疎遠だった姉や祖母、周囲の優しい人々のもとで少しずつ幸せになっていくお話です。最初から惹かれた元海軍の男子は、素敵ですがなかなかにコミュニケーションが上手ではなく、どうなることかひやひやしました。2020/10/19
葉月
0
C2011/03/27
ぽしょ
0
題名に?でしたが、最初と最後が舞踏会でした。序盤のヒロインの悲惨な境遇からシリアスな話、と読んでいたのに、悪者退治のあたりはさるかに合戦のようにコメディ調です。ちょっと悪者が気の毒なくらいです。2011/10/18
立花真幸
0
★★★★
くろうさぎ
0
父親から逃れる為の結婚で未亡人になったヒロイン。義母からのいじめやみじめな生活からヒーローが救ってくれる!ヒロイン姉も実父にひどい目にあってたみたいだけど、、別の話があります。2009/01/10