ハーレクイン 秘密のウエディング

著者名：リズ・フィールディング【著者名】/青山有未【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/10発売）

• ISBN：9784596218766

内容説明

長い確執の歴史を持つ二つの家の跡取り同士でありながら、フルールとマットは深く愛し合うようになり、密かに結婚式を挙げた。それが憎み合ってきた両家を結ぶ、第一歩となるはずだった。ところがその夜フルールの母とマットの父が乗る車が事故を起こした。彼らの駆け落ちが発覚し、フルールの父は虚脱状態に陥ってしまう。ともにこの地を出ようと言うマットに、フルールは家族のために残ると告げるほかなかった。六年後、音信不通だった彼から一通の手紙が届いた。フルールは不安に震えながら、思い出の納屋でマットと再会するが彼の真の目的は、誓いを破ったフルールに対する復讐だった。★リズ・フィールディングの新作は、ロミオとジュリエットが現代に現れたかのような悲恋から幕を開けます。フルールは、孤独な年月に壊されかけた愛情を取り戻せるのでしょうか。懸命に小さな希望をつなごうとする姿が、静かな感動を呼び起こします。★

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

再読。眠れなくなって本棚を物色、読み始めたら止まらなくなってつい最後まで。ヒーローが自分の身勝手さに気づいて心を入れ替えヒロインを支えようと決心するまでが長かった。

2017/03/09

[糸車]

ヒロインが自分より家族を優先したことをずっと恨んでいたヒーロー。自分が一番不幸だと思い込み、愛を捨てきれないまま復讐を望むヒーローと母は似ているし、心中を悟られないよう淡々とするべきことをするヒロインと父も似ている。失った６年がヒロインにとってどんなに辛いものだったかを知り、側に居て支えるべき自分が去ったのは間違いだったとヒーローが悟るまでが読んでいて辛かった。ヒロインの我慢強さは尊敬に値する。人を許す強さも素晴らしい。全てを知ったうえで口を閉ざしていたヒロイン父のストレス。そりゃ心痛で倒れるのも分かる。

2014/01/20

[ぽこ]

敵対する家同士で極秘結婚をしてしまったヒーローとヒロイン。色々な事件が起きて結婚を大っぴらにできなくなってしまって・・・。ヒーローの責任感の無さが鼻についた。いくら遠くにいると言ったって、六年間も音信不通ってありえない。まぁ、改心したから許してやろう。

2016/03/03

[月]

★★★☆☆ヒロインがとても理性的。ヒーローは最後は分別を取り戻すけど、6年間も状況が理解できなかったのは鈍すぎではないか？ヒーロー母のヒロイン父に対する逆恨みも気の毒。一番の悪いのはヒロイン母なんだけどね。

2013/04/30