内容説明
「お願いやからして下さいと、言うてみろ」――19のとき夢中になった人は男らしい人だった。囚われの身となり、こじ開けられ、これでもかこれでもかと辱めを受ける。男らしい人の言いなりになっている自分が好きだった――。「金曜の夜は絶対に抱きたい」――30を過ぎて優しい人に恋をした。優しい人は金曜の夜、わたしの部屋で過ごしたあと知らない場所に去っていく。彼にもらった期限切れの定期券がわたしのお守りだった――。責任とか、結婚とか、家庭とか。わたしが欲しいのはそんなものじゃない。わたしが欲しいのは……。一度でも恋に溺れたことのある人へ送る超ド級の恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
254
いわゆる「圧倒的な」恋愛小説。1編目の主人公の恋愛、青臭いようだけど、彼の一部、そして全部でありたい、という気持ちはわかるだけにとても愛おしい。いかんせん、彼女が好きになるオトコが...。自分と付き合っていながら、嫁を妊娠させるようなオトコ...藁人形と五寸釘!(笑)2016/10/07
ゆみねこ
61
かもめさん、男を見る目がなさすぎでは?さっぱり理解できない、恋愛とは遥か彼方にいる私。。2016/02/20
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
61
**恋愛小説**支配欲をむき出しに、ときに力で組み伏せる「男らしい人」と、家庭を持ちながらもひたむきに愛してくれる「優しい人」。ふたつの恋を思い返すときだけ、わたしはつかの間生者になれた。やがて溺れる恋を描きだした恋愛小説!?(紹介文・他より)――幸福な恋愛とはなんだろうか…?私が恋愛経験値ビンボーだから、そう思うだけかもしれませんが…人のすべてを手に入れるって、やはり男性にしろ、女性にしろ不可能だと思います。 ⇒続き2014/03/19
ALATA
60
愛するということは自分の身を削って誠心誠意尽くすこと?菩薩みたいな心で、黙ってなんでもしてくれる一方的な恋愛は負の連鎖の始まりではないだろうか。かもめちゃんの自己中心的な恋は読んでいて辛いものがあった。優しい人と強い人。お互いの関係性を昇華させることなく自己完結して静かに終わる。自分はこのような人生を熱く生きることはできるだろうか★3※失ったものを数え上げれば、きりがない。愛情も欲望も喜びも悲しみも、心ゆくまで好きな人を思い、その思いに生きることって大切だ。2023/06/27
カピバラ
52
とにかく、ダメンズに引っかかる女性の話。こういう男性に引っかかる女性はこんな心理なのかぁ…と考えさせられる小説。2016/02/11
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