角川ソフィア文庫<br> こんなにも面白い日本の古典

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角川ソフィア文庫
こんなにも面白い日本の古典

  • 著者名:山口博
  • 価格 ¥583(本体¥530)
  • KADOKAWA(2014/02発売)
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  • ISBN:9784044069018

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内容説明

『万葉集』は庶民生活のアンソロジー、『竹取物語』は恋する男を操る女心を描き、『源氏物語』の六条院は老人ホーム。名作古典の背景にある色と金の欲の世界を探り、日本の古典の新たな楽しみ方を提示する。

目次

万葉集―生活のアンソロジー
竹取物語―ガンダーラの秘宝
宇津保物語―王朝アラビアンナイト
大和物語―老人介護地獄
源氏物語―姦通そして老人ホーム
枕草子―虚構の家
池亭記―平安土地白書
栄花物語―王朝ホスピス
今昔物語集―女の魔性
小倉百人一首―和歌は世につれ
撰集抄―アンドロイド閣僚
宇治拾遺物語―知恵者の恋
能―戦いは悪業
奥の細道―覗機関奥之細道
好色一代男―雪江戸廓夜話
懐硯―帰ってきた夫
浮世風呂―教育ママにゆとりのパパ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

和希

5
著者の、現代の夫や妻に対する印象がステレオタイプかな。とはいえ井原西鶴の作品などは面白かった。2014/11/14

るるぴん

3
昔授業でさらった程度で忘れていたが。1000年昔も今と同じように日々の人の営みがあり、悲哀、笑いなどを伝えようとしていた人がいる。いにしえの人間の生活や内面、文化を知る手がかりとして読んだら面白そうだな、と思わせてくれる1冊。万葉集=生活のアンソロジー、竹取物語=ガンダーラの秘宝、宇津保物語=王朝アラビアンナイト、大和物語=老人介護地獄、源氏物語=姦通そして老人ホーム、枕草子=虚構の家、池亭記=平安土地白書、今昔物語=女の魔性など一言で言い表すセンスがなかなか。2019/09/10

和希

1
昭和7年生まれの著者の女性観が令和にそぐわないところが、すでに本書も古典なんだなあと。2023/11/16

はづきち

1
ずいぶん前に買ったけどずっと積ん読だったので(笑)来年度の古典の授業を考えるために読んでみました。 私はたまに授業で「古典は決して情景がどうとか人の純粋さがどうとかいう話ばかりじゃない」「人間の黒い部分や現代に通じる問題を描いている」と言ったりしているんだけど、まさしくそれを証明してくれる本でした。 昔の人だってみんな昼ドラみたいなどろどろな話が好きなんだよ!官能小説が好きなんだよ! って生徒に言ったら、大騒ぎになりました。2012/03/17

けん

0
(図書館本)。「心にひびく日本の古典」に加筆・増補したもの。まず、①「作品の説明が断片的で内容がよく分からない上に、話が年中横道にそれていくので、作品自体の興味が削がれる」。また②「掲載作品がマイナーなラインナップになっていて、一般的な作品(読みたい作品)が少ない」。③「そもそも著者の文体が全く肌に合わないみたいで、読んでいて一つも面白くない」。←ということで、「買わなくて良かった本」だった。2020/01/18

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