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内容説明
誰もが知りたい企業倫理と内部統制の論点! 企業倫理と内部統制とは社員を縛るためのものと「誤解」されていませんか。実は「他者への共感」をベースに社会のルール・憲法の価値・地球を大切にすることです。(講談社現代新書)
目次
第1章 会社のコンプライアンスとは何か―アクセルとブレーキとハンドルのバランスをとる意味
第2章 企業の不祥事、企業の改革―新会社法やJSOX法で「内部統制」が注目される理由
第3章 日本人は「監視システム」に抵抗がある―新会社法やJSOX法は誰の利益を守るのか
第4章 コンプライアンスが果たされないとどうなる―「法的制裁」と「社会的制裁」の大きな違い
第5章 リスクマネージメントの考え方―「情報の共有」コミュニケーションの重要性
第6章 コンプライアンス体制を確立するのはトップの責務―従業員が監視される対象ではなく、監視する時代へ
第7章 会社は本当は誰のものか―憲法の理念と通底する「他者への共感」精神
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
8
細かいコンプライアンス解説ではなくて、コンプライアンスの本質、それを進めていくことがなぜ社会や個人、そして企業自身のためになるのかという理念と精神を分かりやすく、根っこの方から語ったとても優れた入門書。情報公開に消極的な組織は隠蔽と見なされ、余計組織の立場が悪くなる、というのは最近でも大津市の市立中学や教育委員会のいじめに対する不祥事を見ると納得。他者への共感を根本理念にしたコンプライアンス、内部統制は従業員にもよく、憲法の精神に繋がるという解説もごもっともで、素晴らしい読後感だった2012/07/24
アルゴン
2
★★★★ 司法試験塾の塾長が書いたということもあり、最近のコンプライアンス、J-SOX法、内部統制の傾向なんていうオカタイ話になるのかと思いきや、案外概念論が中心。なぜこういった法律を守らないといけないか、ある程度納得できてよかったです。いろいろしちめんどくさいことを言われていますが、これらの法律が作られるようになった理由はわりと基本的なものなのですね。2014/08/17
KAZOO
2
コンプライアンスの考え方やなぜコンプライアンスが必要なのかなどという基本的な部分を説明してくれています。やや細かい実務的なところはあまりないのですが、若干の事例などもあり、最初にコンプライアンスに取り掛かるにはいい本なのかもしれません。2013/05/25
町
1
憲法を入口として内部統制を考える視点が斬新だと思ったが、思いの外古い本で驚いた。未だ色褪せない内容。2025/07/17
言いたい放題
1
図書館にない2024/08/12