内容説明
どんな技術やパワーよりも、逆境に強い力、挫折を乗り越える力を持った選手になりたい――。左手首骨折という選手生命を脅かす大怪我から、見事な復活を遂げた松井秀喜。その陰には、マイナスをプラスに変える独自の思考法があった。コントロールできることとできないことを分ける、悔しさはあえて口に出さない、七割の失敗と上手に付き合う……等々、戦い続けるなかで身につけた松井流「心の構え」を初めて明かす。
目次
第1章 5・11を乗り越えて
第2章 コントロールできること、できないこと
第3章 努力できることが才能である
第4章 思考で素質をおぎなう
第5章 師から学んだ柔軟な精神
第6章 すべては野球のために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
243
著者は巨人の四番からヤンキースの四番も勤めた器の大きさを感じた。この時の怪我が元で引退だったけどやはり凄い方だなと思った。2019/09/02
むーちゃん
168
人格者ですね。 努力することの天才と言うことばがぴったりかと。かつて落合が清原は年々下手になってる、松井は少しずつでも確実に進化してる、ということがほんとにうなずけます。自分でコントロールできないことはあまり気にしないというスタンスはおおいに見習いたい。2017/04/26
おしゃべりメガネ
148
再読でしたが、正直中身はあまり覚えておらず。本作を読むと改めて松井選手のストイックな取組に言葉を失います。単純に野球に挑む姿勢だけではなく、こういった姿勢は我々サラリーマンにも十分通じるモノが多々あると感じました。どんなに愚直なコトでもかまわないから、ひたすら自分を信じて、どんなトキでもしっかりと準備を怠らず、常にベストなパフォーマンスを引き出せるようにココロがけているスタイルは素晴らしいです。良い指導者云々ではなく、やっぱり行き着くトコはどれだけ好きなコトにストレートに、まっすぐにやる気を出せるかかな。2020/09/13
ふじさん
79
積読本からの1冊。もちろん再読。松井選手の左手首骨折の話を読んで、自分が現役でバレーボールをやっていた時のアキレス腱断裂のことを思い出した。スポーツには、怪我が付き物、復活することの難しさはよく分かる。古い本だが、今のプロ野球との環境の違いが実感出来た。今年のプロ野球は、3割バッターがほとんどいない実情、150キロが当たり前のプロ野球、打者は大変だ。7割の失敗と上手に付き合い、如何に戦っていくか、松井流の心構えに学ぶべきがものがあるかもしれない。彼のひたむきに野球に向かう姿勢に、心惹かれた。 2025/10/10
まさきち
64
そっけないと思っていた松井秀喜さんの態度の裏に流れる確固とした信念に触れ、一流のプレーヤーとしての維持と誇りを感じました。そして頭の中にはふと「侍」の文字が浮かんできました。読んで背筋をぴんと伸ばしたくなる気分になった一冊です。2014/11/27
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