ちくま新書<br> つっこみ力

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ちくま新書
つっこみ力

  • 著者名:パオロ・マッツァリーノ【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 筑摩書房(2015/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480063472

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内容説明

世の中をよくしていくために、「正しい」議論をしていこう! ってそれは大いにけっこうですけど、でもその議論、実は誰も聞いてなかったりなんかしてません? ちょっと、エンターテイメント性に欠けてない? そこで本書でおすすめするのは四角四面な議論や論理が性にあわない日本人におあつらえ向きの「つっこみ力」。謎の戯作者パオロ・マッツァリーノによる本邦初の「つっこみ力」講演(公演)会、おせんにキャラメルほおばりながら、どうぞ最後までお楽しみくださいませ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

24
「つっこみ力」とは何か。それはまず読んでいただいて、物事をきちんととらえて批判するって大切だなと思いました。著者のパオロさんは「自称」イタリア人だそうですが、すごくクレバーな印象。指摘がいちいち的を射ていて、重要なことを軽妙な語り口で書いていらっしゃるので、面白く読み、また思考することができました。2014/04/10

23
全くもって、この話し口調は新書なの???状態(笑)。でも中身のあることを書いている。面白かった!。つっこみが上手くなる本ではなく、目線を変えるヒントのような。真面目そうな表紙もいいなぁ?。2018/06/21

ロア

21
再読。なんかヘン、という直感力を大事に。インセンティブで分析する経済常識の空虚さ。どんな意見を述べるか重視の欧米、どんな人が述べているのか重視の日本。必ず書かせられる職業と年齢。即戦力と成果主義で、すぐに結果を求めようとするこらえ性のない社会。10年待ってやれる度量と覚悟。データを用いて単純計算すると、世界一犯罪発生率が高い国はバチカン市国。データの面白さといかがわしさ。アジアの果ての、残酷で野蛮な経済大国。家は資産ではなく消耗品扱い。30年後に価値ゼロになる金の延べ棒と同じ。命がけで支払う住宅ローン。2016/01/26

ふろんた2.0

19
2007年の本だが、今でも読める内容だし今のほうが楽しめるかも。ブームに乗れる的意味で。2016/08/01

Yuma Usui

18
民主主義とは「正しさ」よりも「面白さ」に意義がある。愛と勇気とお笑いを駆使した「つっこみ力」で世の中をより面白く。というスタンスでつっこみ力磨きを勧めてくれる一冊。批判で減点するのではなく、つっこみで付加価値を付けるという考えには納得。全体的にトボけた文面だが、巻末の出展が多く裏付けを忘れず解説してくれる辺り誠実さを感じた。普段は真面目な文面で社会学辺りの論文を書かれてるのかと思ったがどうだろう。著者の別の作品も読んでみたい。2018/05/02

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