内容説明
養老孟司が世の中の動きを定点観測。小泉内閣発足も、9・11同時多発テロや北朝鮮問題も、地球温暖化論や「新しい歴史教科書問題」も、何か通じるものがある。二一世紀最初の三年間の出来事とそれらをめぐる人々の姿から、世界と世間の変質をズバリ見通し、現代にはびこる「ああすればこうなる」式の考え方に警鐘を鳴らす。
目次
学習とは文武両道である
学問・経済・独創性
現代こそ心の時代そのものだ
真理をいえば身も蓋もないが
教育を受ける動機がない
いいたくないこと
一身にして二世を経る
ああすれば、こうなる
ありがたき中立
原理主義VS.八分の正義〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんよもちゃん
2
スパっとした感性2014/01/18
ひろし
1
2001〜2003年の時評集。 いつもの養老節。 安心して心地よく読んだ。2019/01/27
暗中無策
1
2000年前後に書いた随筆を集めたの。10数年の時間をおいて当時の事件や世相を見ると、忘れてしまったことや現在と余りに異なることや現在に繋がることなどがあって、感慨深い。著者の見解については、過去のことでもあるのでコメントは避けたい。2018/06/29
japricot
1
著者のことは、テレビで見たことがある、バカの壁を書いた人というくらいしかわからない。まともな人についてどう書かれているのか気になって手にとった。話は虫捕りのことから時事ネタ、部族としての日本人のこと、なんやかんや具体的な事柄とさまざま。理論立てて書かれているところはなるほどなぁと思えたが、それがない部分については、著者の独断か、と思考停止してしまう自分の頭の小ささに落胆しつつ。まともって、まっとうなことが言えることなのかなととりあえず現状認識。論理的に考える機会を増やしたい。2017/06/11
星辺気楽
1
小気味の良い、短い文章でどんどん読める。いつまでも昆虫少年っていいですね。2015/01/07
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