内容説明
祖父の余命が短いという知らせに、モリーは最後の日々をともに過ごすため、モンタナ州の牧場へ移り住んだ。そこで暮らすのは祖父ウォルトと、サム・ダコタという一人の流れ者――けっして過去を語ろうとしない、謎の男だった。衰弱していく自分に代わって牧場を切り盛りするサムに、祖父は全幅の信頼を置いているらしい。結婚に破れ、都会での暮らしに疲れ果てていたモリーは、美しい自然と家族の愛に癒されて生気を取り戻し、いつしかサムに心惹かれはじめる。だが折しもある勢力が、彼らの牧場を奪おうと動きだしていた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
32
服役中の元夫に悩まされているシングルマザーのモリー。祖父の牧場の牧童頭サムに祖父の病を知らされ、カリフォルニアからモンタナへ移り住む。祖父の深刻な病状、牧場の経営危機と問題は山積。サムを信頼する祖父の強い勧めと牧場の今後を考え結婚する2人。ゆっくり愛情を育み始めたが、サムの前科持ちが発覚、悪質な牧場への嫌がらせ、さらにサムに殺人の容疑がかかる。恩ある祖父を献身的に支え、モリーと彼女の息子達を心から愛するサムはとっても素敵。モリーは怒りっぽいけど、正しさに気付ける人なので、祖父譲りの頑固さも魅力的に思える。2020/09/30
すっちゃん
3
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ ロマンスや意外な犯人の正体やらで、面白く一気読み。サブロマンスも上手く絡めている。祖父や子供達とのやりとりも心を打った。久しぶりに泣いたお話。2017/11/03
矢田ふみえ
2
犯人は、最後までわからなかったけどいろいろと起こる事件に悲しい想いがあった。2018/06/25
てん・ゆう
2
ヒロイン息子達がまさに思春期で、シングルマザーの大変さが想像できる。ヒーロー、一時の怒りに惑わされず本当に良かった。
yukko
1
久々に再読。やっぱ良いですね~デビー・マッコーマー!2014/05/29