内容説明
「私」は警視庁捜査四課の秘密捜査官。潜入先が変わるたびに違う名を持つ「名前のない男」だ。本当の身分を知っているのは、首脳部の限られた人間と一部の同僚のみ。今日も愛銃ベレッタと鍛え上げた肉体を駆使し、組織犯罪に斬り込んでゆく。スピーディーな展開と随所に光るユーモア感覚。明日をも知れぬ覆面刑事の神出鬼没の活躍を描く、連作アクション12編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
吉外武男
4
ひっっっさしぶりに大藪春彦を読んだらやっぱり大藪節であった。 現金輸送車襲撃のトラックがギアをローに叩っ込んで加速しぶち当たるところだけ覚えている。いや現金だったかダイヤだったかすら曖昧。そんな大藪節。2020/03/13
daikishinkai
2
ハードボイルドの名手、大藪春彦さんによる連作短篇集。 剥かれた街/目撃者を消せ/平和会議/消えた囮/被害者を捜せ/虹色のダイヤ/汚れた海/裏切り埠頭/鼠掃除/敗北/燃える覆面車/誘拐 上記の短篇が収められています。 主人公は、覆面刑事。秘密捜査官で、名前は出てきません。 事件が起こり、上司から司令を受けるときに、偽名を使います。 各短篇で使う偽名は違いますが、私用の愛車であるブルーバードは同じです。 愛銃はベレッタ。臑にくくりつけて隠している。 江戸川乱歩に認められただけのことはあると思います。2015/11/16
keith
2
大藪作品は映像ではこれまで何度も見たことがあるが、本で読んだのは初めて。短編なので話のまあ進むこと、進むこと。主人公があまりに強すぎて完璧なのでリアリティに欠けるかな。もう少しドキドキさせてもらいたかった。2013/01/18
zippo
1
大藪春彦氏初読み。「覆面刑事の神出鬼没の活躍を描く連作アクション12編」と謳っていますが正直面白くなかった。短編であるが故なのか、あまりにもあっけなく各話が終わってしまい消化不良。それでもきっと盛り上がっていくのだろうと勝手に期待して読み進めて行きましたが、最後までロー・テンションで読了。残念でした。2016/02/27
zapappa
1
潜入捜査もの 短編の集合した作品でした。 少しスケールが小さい印象2015/04/07
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