内容説明
娘が着メロに入れてくれた昔の唱歌「歩くうた」が、老父との思い出を甦らせた。ふとしたことで知った、子供時代の父の身に起きた事件とは?(表題作)子供はいらないと言い続けてきた夫が、突然「子供を作ろう」と言い出した。妻の脳裏を、15年前に起きたある殺人事件が過(よぎ)る――(「十五年目の子」)。読後、深く心に残る人生の機微(きび)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぶぜたろう
2
大昔「姻族関係終了届」に感動し、佐野洋を熱心に読んでいた時期があり、今読むとどうだろうと手にとったのだが、単行本未収録作ばかりからか、えらくつまらぬことに愕然とした。■古いのは仕方ないのだが、風俗由来のミステリーだからその古さが際立つし、ミステリーとしての仕掛けも「ためにする」的で理屈っぽく、わざとらしい。■ちょっと悲しいので、他のものも読むつもりだが、う〜む、これは残念。■あと、解説が極め付けに古いのはどうしたものか。(○○○)2018/11/15
めがね
0
これは、ミステリー小説の加曾利貝塚やーっ!2016/02/05
ジョン・ワン次郎
0
ミステリー短編集。収録作の初出は1964年から2005年。さほど違和感なく一冊にまとまるところがすごい。2010/09/12
ごへいもち
0
可もなく不可もなく2008/07/13