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内容説明
「出雲は逆立ちしている。出雲の何もかもが、あべこべなのである」。本書の「はじめに」で著者は、いかに出雲という国が謎めいている存在であるかを示唆する。さらに「たとえば、旧暦の十月を普通は神無月というが、出雲では神在月という」「出雲大社の注連縄は、世間一般の神社の縒り方とは正反対に縒っている」と続けて、出雲の特異性を紹介する。出雲の特異性は、まだある。全国各所に見られる前方後円墳に対する、出雲の「前方後方墳」。五、六世紀に制度化され、律令制度が廃止されていく中で廃絶されたはずの「国造(家)」が、現在まで続いているという事実。表の現人神が天皇なら、裏の現人神が出雲国造なのであろうか? 著者は出雲に対する謎の多さを事例をあげて強調する。ヤマト建国以前に興隆し、建国後には急速に衰退していった出雲。この古代史最大の謎を解く鍵は出雲にある、と著者はいう。ヤマト建国の真相を大胆に推理した著者渾身の書。
目次
第1章 「出雲」は本当になかったのか?(古代史の謎を解き明かす最後の鍵 時代に翻弄された「神話」 ほか)
第2章 出雲はそこにあった(出雲はなかったというかつての常識 考古学の示す最新の出雲像 ほか)
第3章 なぜ出雲は封印されたのか(とてつもない柱が出現した出雲大社境内遺跡 出雲信仰はなぜ起こったのか ほか)
第4章 出雲はなぜ祟るのか(どんどん繰り上がる古墳時代の年代観 邪馬台国は本当に畿内で決まったのか ほか)
第5章 明かされた真実(神社伝承から明かす大国主神の正体 大国主神の末裔・富氏の謎 ほか)
感想・レビュー
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秋乃みかく
Emkay
がちゃ
ダージリン
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