内容説明
日常はミステリーにあふれている。すべての人間は<六段階の距離>でつながっている!? ネット書店で著者がオススメされたものは……? 日々の生活、映画、小説に隠れた謎。作家・有栖川有栖のことがもっとよくわかるエッセイ集。
目次
身辺雑記
映画はミステリー
漫画から文楽・能まで
エラリー・クイーンから有栖川有栖まで
選評
惜別
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
63
最近著者のエッセイ集をよく読むけど、読んでいるとミステリ愛と著者の人柄か駘蕩とした気分が感じられるので、ついつい手に取ってしまう。本書も同様で身辺雑記や映画、お勧めのミステリと、ついつい夢中になって読む。映画や賞の選評を見ていると、この時期にこの作品発表されたんだと時代を感じるし。一際心に響いたのは追悼文。鮎川哲也はそのミステリに対する姿勢、作品も含めて本当に尊敬していたのが伝わってくるし、宇山日出臣さんも同様。中島らも亡くなって、もうそんなになるんだ。それにしても読んでいると、やはり本格が読みたくなる。2018/06/28
ミナコ@灯れ松明の火
15
震災のことを回想しているエッセイがとても印象的。『ブラジル蝶の謎』に含まれた最後の一編『蝶蝶がはばたく』の一節が思い浮かんだ。こういうことを考えていて、あの『蝶蝶がはばたく』のラストが生まれたのだなあととても感慨深かった。好きな作家さんの読書記録を覗き見するのは本当に楽しい!2011/02/27
みなみ
11
雑記、本や映画の紹介、追悼文まで広く集めたエッセイ集。有栖川さんオススメの本には惹かれるものが多く、読みたい本が一気に増えた。全体として本格推理小説への愛に溢れており、鮎川哲也さんへの追悼文の中のエピソードにほっこり。2018/03/05
藤月はな(灯れ松明の火)
11
今までに読んだことのある有栖川氏自身の本やお勧めの本のご紹介や今まで家族と観てまた、ホラー好きの弟も観たことがある映画が紹介されていて嬉しかったです。宇山氏の追悼文にミステリー世界の立役者の喪失の悲しみに胸が抉られそうになりました(泣)2010/10/21
えっ子
9
身辺雑記を読んで「もう有栖川先生ったら!」と楽しく盛り上がっていたら最後いくつもの追悼文を読んでしめっぽくなった… 鮎川哲也は好きだし(鉄道とかアリバイより達也が笑うが好き)宇山さんもほんとーにすごいなと思う、追悼文でその人について知るのってすごく寂しいなあ2018/07/22
-
- 電子書籍
- 男の隠れ家 特別編集 時空旅人別冊 日…
-
- 電子書籍
- 野望の果て~蛇足屋勢四郎(三)~ 光文…
-
- 電子書籍
- おしゃれに食べて、可愛くやせる! 姫ご…
-
- 電子書籍
- 青空しょって(10) 少年サンデーコミ…




