内容説明
ジャスティン・ド・ウルフとの出会いは衝撃的だった。黒いベルベットの眼帯をつけ、不敵な笑みを投げかけてくる。彼は決して愛など信じない危険な一匹狼だと言われているが、キャロラインは駆け落ち同然に彼と結婚した――いつか彼の心を溶かす日が来ると信じて。そして今日、キャロラインは最高のニュースを夫に伝えた。赤ちゃんができたの……。だがジャスティンの返事は、思いもよらないものだった。「その子は、僕の子ではないよ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
24
再読。しょっちゅう読み返しているので以前のような衝撃はなくなったけど、飽きない。ヒロイン妹とヒロインが以前つきあっていた彼氏が結婚して、意外に円満に暮らしているのを見ていると人の出会いって面白いと思う。2017/07/17
糸車
14
結婚後次々明らかになるヒーローの秘密に唖然。でも垣間見える彼の苦悩や、口にしないけれどヒロインをどうしても手放せない愛情の深さとか優しさ、思いやりが伝わってくるので嫌いになれない。冷酷とか非情なのではなく、感情を強い意志で抑えているのも分かるし。ヒロイン自身が抱えていた問題も出てきてなかなか深いお話。ヒロインとつきあっていたトニーとヒロインの妹の馴れ初めや、夫婦としての絆が深まっていくのが描かれていたのもよかった。悩み苦しみながら幸せな家庭を築くために前を向こうとするヒロインの強さと母性的な愛情が光る。2014/10/05
きき
3
秘密がいっぱいのヒーローの冷たさと温かさがなんか癖になるってか嫌いじゃない。でもいつの時代の話なのかわかりにくい。2015/09/02
romaco
2
★★★ 読み進みながらヒーローいくらなんでも秘密にしすぎじゃないのと思った所で、丁度ヒロインがまったく同じセリフを吐露してくれた ただそのヒーローの秘密の元が余りにも陰鬱で読後感に響いてしまった・・・ ヒロインの家族関係、特に妹が中々素敵だったのが救い2011/07/15
みか
2
ヒーローは、秘密が多すぎる~。少なくとも結婚前に子供に関しては、話し合うべきだったと思う。2011/06/18