内容説明
フランス、リヨン出身の教育学者であったアラン・カルデックは、1850年代、ヨーロッパのブルジョアサロンを熱狂させていたテーブルを使って死者とのコミュニケーションをとる現象に出会い、研究を始めた。その結果、人間の存在の本質とは肉体の存続に限定されるものではなく、霊魂としての存在であるという結論に至り、その主義をいくつかの著作を通じてスピリティズムの教義として体系化し、広める。その著作シリーズは、19世紀後半にフランスで発刊され、ヨーロッパで400万部超を売り上げた大ベストセラーである。現在、日本でもブームとなっているスピリチュアリズムの分野において、不朽の古典とされている。本書は、初の日本語訳版である。スピリティズムの知識は、人生に対する広く合理的な視野を広げ、私達を納得させる形で人生について説明してくれ、そのことは私達が内面的に変革することを可能にし、私達を神の元へと近づかせてくれる。
目次
私は法を破るために来たのではありません
私の国はこの世のものではありません
私の父の家には多くのすみかがあります
生まれ変わらなければ誰にも神の国を見ることはできません
苦しむ者は幸いです
救い主キリスト
魂の貧しい者は幸いです
心の清い者は幸いです
柔和で平和をつくる者は幸いです
憐れみ深い者は幸いです〔ほか〕