内容説明
見届け人・秋月伊織は、笛の音で女を誘い出そうとする男と、それを阻む老夫の修羅場を目撃した。例幣使(れいへいし)に関わるという笛の男を、父の敵として追っている足袋屋に会った伊織は、許されざる町人の敵討ちを見届けることになるのか? 凍えた心をやさしく溶かす人の情けの温もりに触れる、話題集中の文庫書下ろしシリーズ第3弾。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
26
今作は短編3話どれも救いのある終わり方。あっさりと読める。2019/05/01
ごへいもち
11
ちょっと好みより血生臭い2024/04/15
ひろん
5
見届け人秋月伊織3。「父の一分」「亀と鶴」「暖鳥」の3話。父の一分、無銭飲食を疑われて殴る蹴るの暴行の反撃で人殺。亀と鶴、親方の形見で板の間稼ぎ。暖鳥、足袋職人の敵討ち。2014/12/15
makimaki
3
見届けるというよりは、しっかり事件に絡んでるよねぇ… ちゃんと解決したから、読後はスッキリ!2013/06/26
あここ
3
3作目でもまだ「見届け人」がよく分からず(笑)終わった事件を検証するん違って進行形の事件を「見届ける」のか!!って思ったけど。手出しするからこの人たち何?ってなる(笑)町方さん嫌いそうやけど一目置かれてるし。吉蔵さんなかなかツテ持ってるし。謎多し。今回は結構ハッピーに終わってた。そっか、敵討ちは侍しかあかんのか。恨みは変わらないのに。元武士の家やったしとかって理由でもアリなのか。。曖昧やけど。自分が窃盗したとは思えない鶴さんの言動に驚く。服売られた三治さん、えらい被害者やん。その後を見届けてほしい・・・2011/08/05