内容説明
灼熱の砂漠で、シークの囚われの身となったわたし。彼がテントの入口に現れたが、逆光で顔を見ることができない……。図書館員のキャサリンは、おなじみの白昼夢を見ていた。恋をしたことはないけれど、空想の中でならわたしはシークのもの。ところが、その白昼夢は現実となった。ジャワール王国の王子ハキムが図書館を訪れて彼女に本の場所を尋ね、そのうえ、デートに誘ってきたのだ。こんなこと、あり得ないわ!なぜ不器量なわたしに興味を持つの?その疑問は、ハキムの情熱的な求愛に消し去られてしまった。答えを知ったときには、すでに後戻りできないところまできていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
18
西洋で教育を受けていてもヒーローの本質は砂漠の国の王子さまなのだから西洋で生まれ育ったヒロインと結婚観が違うのは当然とは思う。背負っているものが違う。でも愛されていると思っていたのに実は政略結婚だと知ったヒロインがショックを受けた気持ちも分かる。ヒーローが無自覚ながらヒロインにメロメロで、自分のもとから逃げ出そうとする彼女を断固とした態度で連れ戻したり、かなり自制しているのも感じられて好感が持てた。相手の立場に立って考えるのって難しいと思うけれど、ヒロインも頑なになりすぎずいい感じ。歩み寄る努力って大事。2015/09/27
akiyuki_1717
3
苦手なシークものでしたが、サラリと読めました。ヒロインが珍しく内気な設定なんだけど、そこはやはりあちゃらの方が書く内気さで、パーティーの席や、国王の前でもヒーローに苦言を声を潜めることもなく発言するところが、日本人が内気と表現する態度とは違うものを感じました。ヒーローの妹に王国での政略結婚の意味を聞かされてから、彼の行動を理解しようとし、現実に目を向け、妊娠の可能性からも結婚を続けようと努力する葛藤が、変に被害者ぶらずに今を楽しもうとする姿勢なのが良かった。24歳にしてあの妄想はちょっと頂けなかったけどね2015/09/20
くろうさぎ
2
思春期に顔がニキビ跡だらけで。レーザー治療だなんて・・・・。なんてかわいそうなの・・・。内気なヒロインがヒーローと出会ってから、それを克服していくのがとっても好ましい。ヒーローも頑張ってるんだけどねぇ・・・。2011/07/27
nayui
1
★★☆☆☆2011/06/19
こえん
1
再読。最終盤、ヒロインを思うあまり一人で空回りしてるヒーローが楽しい。2010/12/10
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