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内容説明
日本人はよく旅をする。今は新幹線や飛行機など国内の交通網が発達し、遠方へ行くにも比較的容易に、また気軽に行くことができるようになった。しかし私たちは、果たして旅を本当に味わい、愉しむことができているのだろうか?――本書は、そんな著者の自身への問いかけから生み出された。青森の津軽半島や三内丸山遺跡、丹後の天の橋立、竹久夢二の岡山県、湘南の江の島、さいたま市の盆栽村、夏目漱石の和歌山、瀧廉太郎「荒城の月」の大分県竹田市、長野県の姨捨山、石松の遠州森町、伊勢神宮の式年遷宮など、20の地方に旅する。しかし、いざ旅に出てみると、日本という国が途方もなく広いことを思い知らされる。行ってみたい所が数え切れないほどあるのだ。そして、出かけていったどの地にも、日本の心がしみつき、歴史が堆積しているのだ。本書は、著者が“手ざわりで”じっくりと日本各地を訪れ、味わい、人生を思索した名紀行といえるであろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぺたろう
8
「漱石の和歌山」「和歌浦、潮満ち来れば・・」を読みたくて購入しましたが、魅力的な紀行が多数収められていました。どこでも気軽に行けるようになった今日、旅を本当に味わい、愉しむことができているか。そういう自問自答から、本書は着想されています。確かに全行程を車で行く旅は効率的すぎて、旅情を感じにくいかなと思いました。2018/12/25
よし
2
「まだ文もみず天橋立」「漱石の和歌山」「荒城の月の滝廉太郎 竹田市」「姨捨山考」「更級紀行」「命なりけり小夜の中山」「兼好の墓」文学に残る日本の山河 もうこんな所は今では見られなくなってしまった。旅情が感じられなくなった。2024/06/16
都人
1
著者とは、時代が異なるとの印象だ。行きたい場所がこの本にはなかった。2013/06/03
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