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内容説明
日本漫画界において独自の地位を築く奇才・諸星大二郎。彼が〈ミステリーズ!〉に連載した、モロホシ版グリム童話ともいうべき作品群。広く知られている「白雪姫」にはじまり、「藁と炭とそら豆」など、そんな話があるんだと初めて知るような作品まで、それぞれの話をもとに描かれた全12編の作品が、すこし奇妙で不気味な諸星ワールドへ誘います。巻末には書き下ろし作品や、著者自身のイラスト入り作品解説も収録した、ファン垂涎の1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズル
23
解説で元々のお話に触れているので、どのようにアレンジされたのか、よくわかりました。最後には全員死ぬ、というお話がグリム童話に多いようですね。一度、グリム童話をちゃんと読んでみたくなりました。2014/07/24
KAZOO
9
ミステリーズ!という雑誌に連載されていたものをまとめたものです。この作者のコミックはいつも何かブラックジョーク的な雰囲気を持つ作品に仕上がっています。これらの作品群もグリム的な物語が多いのですがそれよりももっと毒を含んでいる感じがします。でも読むのをやめられません。2013/09/24
5〇5
7
あらもう、グリム童話を上手くアレンジしてるわねぇ。原作は理不尽で不可解だったり残酷だったりするけど、作者の作風と相性がいいみたい。中でもSF風の「七匹の子やぎ」と「ラプンツェル」がお見事ね。2022/03/16
あさひ
7
グリムのような素敵な話。。2018/10/27
brink
7
グリム童話ネタの短編集。グリム童話本で読んだときにも、なんか変な話だなーと思っていた話をチョイスしてくれてて嬉しかったですが、諸星作品になったら、やっぱりもっと訳がわからなくなったような(笑) 楽しめましたが、なんだか明るい画面と相まって薄味印象。収録作品の中ではラプンツェルが好きです。個人的には読んだ後、ソーセージがしばらく食べたくなくなる本となってしまいました。2010/09/11