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内容説明
日本漫画界において独自の地位を築く奇才・諸星大二郎。彼が〈ミステリーズ!〉に連載した、モロホシ版グリム童話ともいうべき作品群。広く知られている「白雪姫」にはじまり、「藁と炭とそら豆」など、そんな話があるんだと初めて知るような作品まで、それぞれの話をもとに描かれた全12編の作品が、すこし奇妙で不気味な諸星ワールドへ誘います。巻末には書き下ろし作品や、著者自身のイラスト入り作品解説も収録した、ファン垂涎の1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズル
23
解説で元々のお話に触れているので、どのようにアレンジされたのか、よくわかりました。最後には全員死ぬ、というお話がグリム童話に多いようですね。一度、グリム童話をちゃんと読んでみたくなりました。2014/07/24
ニンジン
21
グリム童話を諸星先生なりにアレンジした短編集。最後にご自分の解説があるのが親切だしありがたい。 グリム童話の不条理すぎる世界観と先生の感性が見事にマッチしている。小ネズミと小鳥と焼きソーセージの話が一番好きかも。めんどりの話はもはやめんどり以外ほぼほぼ極悪人で笑うしかない 2024/10/04
阿部義彦
16
諸星大二郎先生なんと、東京創元社からも本を出してたのですね。たまたま、ブックオフによって時間が無い時は漫画のた行(谷口ジロー)とま行(諸星大二郎)だけ見るのですが、今日ピンポイントでゲット!2006年初版。解説及び自作解題が着いてます。ストレートに近く書いたのも有れば、それなりに(SF仕立て、寓話仕立てなど)にアレンジを加えたものも有り、色んな味を楽しめた。しかし、グリム童話自体、教訓など無く、結構何を言いたいのか分からない頭を捻る様なものも有り、そんな話の方が作者の意欲をそそるものだそうです。2024/11/21
シオン
13
12編のグリム童話を元に描いたコミック、グリムのような物語。7匹の子やぎや長靴を履いた猫など元々知っていた話から、小ねずみと小鳥と焼きソーセージ、とりかえっ子など何この話?と思うものもあり、巻末に本来のグリム童話の解説もあり読みやすかった。好きなアーティストのアーティスト写真に写っていた本という事で興味を持ったのだがとても面白く(残酷な描写もあるのだが)、読書メーターもそうなのだが自分の視野では選べない本に出会えるのはとても幸運な事だなと感じた。2024/05/23
5〇5
10
あらもう、グリム童話を上手くアレンジしてるわねぇ。原作は理不尽で不可解だったり残酷だったりするけど、作者の作風と相性がいいみたい。中でもSF風の「七匹の子やぎ」と「ラプンツェル」がお見事ね。2022/03/16
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