内容説明
12月30日の夜、神奈川大学駅伝チームの女子マネージャーが誘拐され、監禁中の彼女の映像がTV局に届く。駅伝生中継のジャックをも仄めかし、次々と要求を突きつけてくる誘拐犯。混迷の中でスタートした駅伝。そして、激走とシンクロするように誘拐犯・TV局・警察の熾烈な攻防戦が始まった。ハイテクを駆使し可能性の限界に挑んだ犯罪の結末は。一気読み間違いなしの傑作サスペンス巨編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
75
シカケ、トリックの部分がよく解りにくく中盤あたりから流し読み。レース自体は圧巻でしたが感動も半減。難しかったです。2016/01/04
財布にジャック
68
箱根駅伝が絡んでいるミステリーだというので、読む前からかなり期待大でしたが、テレビ局と警察と駅伝の選手と犯人の視点が見事に絡みあってバランスの良いストーリー展開でした。ただ確かに箱根駅伝と事件が並行して進むので、スピード感があってスラスラと読めますが、犯人のやっていることがハイテクすぎて、私には理解しにくい部分も多かったです。でも、最後に犯人が捕らえられる場面は、良く考えられていると思いました。2012/03/26
takaC
64
駅伝も誘拐事件もなんとなく中途半端。終盤の水野友里ちゃんの(作者からの)扱われ方が哀れ。2013/12/15
達ちゃん
47
安東さん初読です。箱根駅伝とミステリーのコラボはなかなか珍しい視点で面白かったです。最後はできすぎの感もありますが、まあいいか^^;2017/07/11
青葉麒麟
42
図らずも最後の追い上げにジーンと来てちょっぴり涙が(T-T)箱根駅伝にかける各々の部員の想いが熱いなぁ。電波?の事はよく判らないけど、ちゃんと下調べしてるのが伝わって来た。来年の箱根駅伝、ちゃんと見ようかな。2012/10/10