中公文庫<br> オケマン大都市交響詩 オーボエ吹きの見聞録

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中公文庫
オケマン大都市交響詩 オーボエ吹きの見聞録

  • 著者名:茂木大輔【著】
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 中央公論新社(2015/02発売)
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  • ISBN:9784122047754

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内容説明

花の都のカツ丼を食べそこなったパリ、美しくも青くもないドナウを見たウィーン……。オーボエ奏者として訪れた全世界26都市での爆笑音楽スーパーエッセイ。〈音楽空想旅行〉では、想像の世界にまで飛躍した著者が、前代未聞のオーケストラ短篇小説に挑戦!

目次

音楽空間旅行(ベルリン―空港に到着、すべては、この晩からはじまつた;東ベルリン―今はもう消滅してしまった過去の国;ミュンヘン―落ちついた部屋は、広さ三畳、バス・トイレ無し;サンクト・ギルゲン―別荘でクリスマス?甘い、甘い;ニュルンベルク―新婚旅行のつもりだったんですが ほか)
音楽空想旅行(ドブラックナーフェン『交響曲第五番ハ短調』作品78―ある楽隊の演奏上の理想から作り出された架空の交響曲;ドブラックナーフェンの肖像―死後に指揮をした歴史上でただひとりの音楽家;テンクマ交響楽団―筒井康隆「ヒストレスヴィラからの脱出」へのオマージュ;第九のステージをウサギが舞うとき―「しまった。今日はタキシードだ」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

39
N響オーボエ奏者、茂木さんの若き日の音楽修業時代の各都市での体験を語ったエッセイで、音楽の話は控えめで内容は正直ちょっと退屈。タイトルに大都市とあるが、ヨーロッパを中心に、多くの都市はそんなに大きな都市はない。ただ読んでいて感じたのは、これらの大きくないどこの都市にもオーケストラがあり、それらのいくつかは来日公演に行っているけど、どこも驚くほどレベルが高い。音楽の文化の違いを感じたけど、そんな都市の情景を味わえたのが、この本の収穫。2015/09/01

ikedama99

6
探した本。筆者がドイツ留学から仕事への取組み、N響入団までの前半は、ドキドキもの。後半のドブラックナーフエンは驚き、第九のステージをウサギが舞うとき・・では、吹き出した。(ちょっとふさわしくない場所で読んでいたので、「まず!」と思った)なんとも引き出しの多い人、これで本職は「オーボエ奏者」なのだから。またほかの本も読んでみたくなった。2019/11/22

ヤマセミ

4
個性的な登場人物と東西ドイツに分かれていた頃のさまざまな街、オーボエで留学した著者の体験がユニーク。それを落語好きな著者が生き生きとテンポ良く描いているので、大変に面白い。2017/08/12

yukitalia

2
N響オーボエ奏者の留学記。うん、神経質そう。2016/01/31

Yetina

1
日本から音楽を学ぶために多くの留学生がミュンヘンに行く。同じ時代に同じような場所にいた自分としては、留学生あるある体験を面白可笑しく読んだ。 また、知らなかったオーケストラの裏話も非常に興味深かった。今度コンサートに行く時は、楽団を今までと違った目で見ているだろう。2020/03/07

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