内容説明
少女時代からずっと、ダニーはカーターを愛しつづけてきた。初めてキスを交わしたのも肌を許したのも彼だけだ。ところがエリート軍人となった彼は危険な任地に赴いてばかり。報われないとわかっているのに片時も彼を忘れられない自分が、ダニーは心底うとましかった。このところ、近隣では不審火が続いている。こんなときこそ、たくましい彼がそばにいてくれれば……。恐怖に震えながら、戸外の点検に出たダニーは息をのんだ。一年以上も音信不通になっていたカーターが、そこにいた。気まぐれな男性を頼りにしてはだめ。だがその熱いまなざしを拒むには、心が弱くなりすぎていた。★愛する男性の気まぐれな情熱にとまどいながら、それでも一途に尽くすけなげなヒロインを、リンダ・ハワードの再来ともたたえられる実力派フィオナ・ブランドが巧みに描きます。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
読み出してすぐに、再読を気付いた。やはりブーで、ヒーローが女性との軽い付き合いを好むところも無理。大体が三度もくっついたり離れたりしてれば、結婚しても同じことを繰り返すことは予想がつくから、入れ込んでは読めないよね。ヒロインは死ぬほど怖い思いをしてきたのに、ヒーローの外見にメロメロで、不甲斐ないとしか言いようがない。子供の頃に、自分と母親を身を呈して守っていたヒロインの方が良かった。2018/05/29
akiyuki_1717
1
苦手なシリーズ物。ヒロインが幼い頃受けたトラウマを考えると、三度も捨てられたにしては、ヒーローを英雄しし過ぎてる感じでシックリこなかった。ヒーローなりにヒロインを思ってるのかもしれないけれど、合間合間に女性の影が見えるし、若い頃から浮名を流していたことに優越感を持ち続けてるのも魅力としては半減してしまった。途中でヒーローが元カノを家に泊めるのも、街中の噂になると思い悩んだ割には、大したいざこざも起きず、大げさに表現する分、読み進めるとそれで終わり?みたいな拍子抜けが多かった。久々に時間の無駄だと感じた。2018/01/03
terutyann
1
シリーズ一気に読みましたが可もなく不可もなくといったところ。思ったより読み終わるのに時間がかかったなあ。頼りがいのあるヒーローに一途なヒロイン、、でもなんだろ一気に読み進められるパワーが弱い。2009/09/12
葉月
0
Cの下の下2011/07/20
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